アーカイブ記事
「全体のイメージ」
まずは「お疲れ様でした!」と言いたいような時期です。
2012年頃から2014年のクリスマスイブまで、あなたの星座には土星という星が位置し続けていました。この星は「一人で、ストイックにがんばる」「ちょっと難しいことに挑戦する」ことを促す星なのです。過去2年ほどのあいだ、時間をかけてコツコツ努力を重ねてきた人が多かったと思います。あるいは、ちょっと苦手なことにトライしたり、全く経験のない分野で奮闘したりしていた人もいたはずです。
過去2年ほどの中であなたが経験したのは、「時間がかかる」「一人で、または責任者として取り組まなければならない」「決して得意分野ではない」「社会的責任が大きい」というような意味での困難だったのではないかと思います。難しいことに取り組みつつも、あなたには「これは、今自分に是非とも必要なことだ」という自覚があったのではないでしょうか。
そんな約2年の山道からすぽっと抜けだせるのが、この2015年上半期という時間帯です。とはいえ、6月から9月にかけては、一時的に「復習」「おさらい」のような時間帯が巡ってきて、過去に逆戻りしたように感じられるかもしれません。それでも、全体としてはトンネルの出口まで来て、ほっとひと息つける時期であることは確かです。
ここまでの奮闘によって、ひとつの「基板」「地盤」を築けた人も多いはずです。活躍の場を得た人、社会的な肩書きを得た人、実質的な力を得た人、権威を担うことになった人など、得たものは様々だろうと思いますが、共通しているのは、過去2年ほどの中で得たものが「この先ずっと長い間使っていけるもの」である、という点です。
一方、2014年の中程から、大きなチャンスを掴みつつある人も少なくないでしょう。
2015年の上半期全体を通して、蠍座の人は仕事や対外的な活動の場で、「大活躍」の舞台に立っています。あるいは、子どもを持ったり家族内での役割が変わったりするところから「社会的立場」が変わった人もいるかもしれません。いずれにせよ、世の中から見た自分の肩書きが、多かれ少なかれ変化しつつあるだろうと思うのです。
この上半期、スケールの大きな目標を達成したり、いわゆる「成功を収める」ような体験をする人もいるはずです。これは、経済的成功にも直結していますが、ここでの「経済的成功」は一時的なタナボタのようなものではなく、ここからじっくり育てていける大樹のようなものです。「桃栗三年、柿八年」ということわざがありますが、何年も季節が巡るごとに果実をうけとれるような、すばらしい樹をそだて、そこから最初の収穫を得られるような時期に当たっています。
2011年頃から、「新しい試み」を地道に続けて来ている人もいるはずです。
誰かがやったことのマネではない、自分たちだけで考えたことを試してみるプロセスを、試行錯誤しながら辿ってきていたなら、そのプロセスがこの3月にひとつの到達点に達します。これが最終的なゴールというわけではもちろん、ないかもしれませんが、少なくとも「最初のフィールド」の開拓が一段落するタイミングなのです。過去4年ほどの取り組みが面白い形で「ブレイク」したり、あなたの新しい役割として認められたりすることになるかもしれません。
「価値観」「何が欲しいか」「何を手に入れるか」ということも、この上半期から蠍座の世界で、大きなテーマとなっていきます。具体的には「経済活動」と言えるかもしれませんが、もっと広い意味で「何を手に入れたいか」を時間をかけて、考えていくことになるでしょう。
自分個人として欲しいものも勿論ですが、「人生の目標を叶えるために、必要なものは何か」「自分は何になりたいのか、そのためには何を手に入れるべきなのか」を考える人が多いのではないかと思います。
経済的なマネジメント能力が鍛えられていく時期に入るのですが、そこには単に「お金を貯める」という以上に、「何にお金を使うか」「お金を使った結果、どうなれば幸せなのか」というところまでが、マネジメントすべき範囲に含まれているだろうと思うのです。
「仕事や勉強など、外向きな活動への取り組み」
2014年から、非常に華やかな時期に入っています。
大きなチャンスを両手で掴んだ人もいれば、新しいプロジェクトを自ら起ち上げて、猛然とそれに取り組み続けている人もいるでしょう。いきなり昇進させられたり、「ブレイク」するような体験をした人も少なくないかもしれません。
この華やかな雰囲気は、2015年上半期を通して続いています。まだ何も起こっていないという人も、ここからかなり思い切ったアクションを起こすことになるかもしれません。目立つ立場でガンガン活躍したり、これから長く活躍するための舞台を創り上げたりできる時です。
少々フライングですが、6月から10月頭まで、仕事や対外的な活動は、とても強い光に包まれた状態になっています。褒められたり認められたり、気軽に引き受けられるチャンスに恵まれたりする時期です。経済的に「結果を出す」ことも、この時期は容易かもしれません。ただ、楽観が過ぎるといろいろな面で「オーバー」しやすい時でもあります。大風呂敷を広げすぎたり、予算を緩く見積もりすぎたりしたために、問題が起こる、という可能性は低くありません。また、何もしなくても大して問題が起こらないので、「何かを成し遂げたい」という人は、自分の中にあるストイシズムにスイッチを入れておくことが必要だろうと思います。
勉強に取り組んでいる人も、「準備としての勉強」「一人閉じこもってする勉強」ではなく、外に出て自分を試してみるような勉強の場を得られるかもしれません。たとえば、教科書とノートでじっくり勉強するより、実際の試験や模試を体験してみることで自分を鍛える「武者修行」のようなやり方が、今の雰囲気に合っているようです。「できるようになってからやる」のではなく「現場に飛び込んで、実地で鍛え上げる」かたちのほうが、今のあなたの気持ちにフィットするのではないかと思います。
仕事が忙しくなりそうなのは2月下旬から3月です。就労条件が自分に合わないと感じている人は、この時期に一気に行動を起こし、状況を変えることができるでしょう。この時期に役割が刷新される人もいるはずです。
初夏から秋にかけては、常にない「大チャンス」「大活躍」の時期となっています。相当忙しくなりますので、春のうちに必要な準備をしたり、物事を整理したりするとよいかもしれません。
勉強に身が入りそうなのは5月から6月頭、6月下旬から8月上旬です。この時期は留学や旅行など、遠く外に出て未知の世界について学ぶ人も多そうです。
「やりたいことが見つからないけれど、みつけたい!という場合」
この時期、やりたいことが見つからないというケースは、少ないかもしれません。やりたくないことにかり出されてめちゃくちゃに忙しい、ということはあるかもしれませんが、「やることがなくてぼんやりしている」という状態にはなりにくい配置のように見えます。
もし、なにかしたいけれど何をしていいかわからなくてモヤモヤするならば、憧れの人や、恩師や、恩人や、ごく目上の人、あるいは親や遠い親戚で尊敬できると思える人などに会いにいって話を聞くと、なにかが見つかるかもしれません。
また、貯金の目標を作るのも刺激になる可能性があります。少しロングスパンで「二年後までにこの金額を貯める」というふうに、獲得の目標を作ることで、その手段を探す気持ちに火がつくかもしれません。
「人間関係について」
過去2年ほど、どこか「自分を抑える」「自分は一歩引いて、他の人を立てる」「自己主張を控えめにする」という気持ちが強かった人は、そうした自制心から解放されるタイミングです。これまでよりももっとラクに、自由に「自分を出す」ことができるようになります。そこから、人間関係にも広がりがでてくるでしょう。緊張感や「自分へのダメ出し」がゆるむので、人間関係にも柔らかさと和やかさが出てくるのです。また、過去2年ほどの中で培ったあなたの人間力が、かつてとはちがったタイプの人々を引き寄せることになるかもしれません。
3月半ばから4月半ばは、素晴らしい人間関係に恵まれるでしょう。人との関わりを楽しめますし、魅力的な人に出会える時です。パートナーシップなども、スムースに育てやすいときです。
4月半ばから5月半ばにかけては、人に「ぶつかって行く」「懐を借りる」ような関わりが発生するかもしれません。
「恋愛や愛情について」
1月末から2月にかけて、素晴らしい時期となっています。
恋愛したい人は、ここで出会いが生まれる可能性が高いと思いますし、アプローチ中の人も、状況をがらりと変えるようなアクションを起こせるかもしれません。
また、3月後半には、愛の不思議な扉を開くような体験をする人もいるでしょう。愛に関して新しい考え方を得たり、これまで愛の世界であなたを縛り付けていた鎖から解き放たれたりするようなタイミングです。
さらに、3月半ばから5月半ばは、一対一での人間関係に熱がこもるタイミングです。パートナーシップにも「熱い」動きが生じるでしょう。関係を前進させたい人にとっては、その機会が容易に得られそうです。5月半ばから6月にかけては、非常に官能的な時期となっています。
とはいえ、上半期全体を通してとても忙しい時期です。プライベートになかなか時間や労力を割けない、という人も少なくないかもしれません。ですが、特に1月半ばから2月中旬までの時間帯は、プライベートな時間を充実させることが、社会的役割を果たす上でも重要な意味を持つようです。
「大まかな流れ、タイミング」
年明けは居場所がバタバタするかもしれません。年末にしそびれた大掃除を1月前半に完了する人もいるでしょう。また、家の中でゆっくりしている暇が無かったり、自宅に仕事を持ちこんだりする人もいるかもしれません。自分のやりたいことを身近な人に理解してもらえるよう、熱心に説得する、といったシチュエーションもあるかもしれません。いずれにせよ、ごく個人的な世界にある程度以上の力を割きたいタイミングです。
1月半ばから2月にかけては、とても楽しい時期となっています。遊びや趣味に打ち込む人もいるでしょうし、恋愛に情熱を燃やしたり、子どもと過ごす時間をどーんと確保したりする人も少なくないはずです。クリエイティブな活動に取り組んでいる人は、素晴らしい成果を上げられるでしょう。心から喜びを感じられることに、貪欲に時間を使える時期です。
2月下旬から3月は、かなり忙しい時期となっています。一転して「やるべきこと」にパワーを注ぐことになりそうです。役割分担が変わったり、日常生活のリズムをがらっと変えたりできる時期でもあります。一方、日ごろ身体に無理を重ねてしまっている人は、ここで体調を崩す可能性もあります。それをきっかけに、日々の生活習慣を変えることができるのかもしれません。転職や異動を希望している人は、具体的なアクションを起こして結果を出せます。
4月から5月半ばは、人間関係が大いに活性化します。刺激的な出会いがある一方で、「勝負」に出なければならない場面もあるかもしれません。交渉事には特に、腰を据えてのぞみたいところです。遠慮するのではなく、しっかり自分の権利を主張し、「前に出る」ことが必要になるでしょう。
5月半ばから6月は、人から受けとるものが多いかもしれません。特に、預けていたものを返してもらったり、誰かが「恩返し」をしてくれたりする気配もあります。
5月から8月頭くらいにかけて、遠出する機会もあるでしょう。旅行や出張、留学などに出る人が少なくなさそうです。
また、6月以降はあなたの社会的立場がキラキラと輝きます。「立ちたい場所」に立つためのチャンスが巡ってきやすい時です。人と自分を比較したり、見栄を張ったり、他人が欲しいと言うものに憧れたりするのは、この時期は非常に危険です。真に、心から欲しいと思えるものをしっかり見つめ、遠慮せずに、そちらに向かって進むことが大切だと思います。