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「全体のイメージ」
「本領発揮」できる時期です。
あなたの内側にはもともと、素晴らしいエネルギーが備わっています。そのエネルギーを、惜しみなく「使う」ことができる時期なのです。
自分らしくいられますし、頭で考える前に自然に身体が動いて、さまざまな活動に身を投じ、結果を出せるでしょう。
特に1月、2月、6月は「熱い」タイミングです。
上半期を通して、ストレートに「嬉しい!」と思えることがいくつも起こります。
人間関係にも恵まれますし、古い仲間が戻ってきてくれる気配もあります。
「好きなことのためなら、損得はどうでもいい」という考え方もあれば「そもそもそれなりのお金がなければ、好きなことも何もできない」という立場もあります。どちらも間違っているわけではありません。「愛さえあれば、なにもいらない」と思えることもあれば、「金の切れ目が縁の切れ目」という言葉もあります。いずれも、現実に起こりうることです。
ですが「好きなことか、実利か」「愛か、お金か」というのは、本当に「2択」なのでしょうか。もしかすると、両者を選択肢として並べること自体、どこかズレているのかもしれません。たとえば、とてもお金にこだわっているのに、特に欲しいものがあるわけではない、という人がいます。必死で手に入れたはずの恋人に、ごく短い期間で飽きてしまう人もいます。
何が自分の幸福で、そのための手段は何か。
この命題は、決して簡単に答えの出るものではないようです。
2016年上半期、蠍座の人は、この命題に向き合い、手段と目的を「再構築」することになるだろうと思います。
人間はしばしば、幸福のためには何の役にも立たないものを無闇に欲しがったり、幸福のための大切な条件をどぶに捨てるようなことをしたりします。もし、あなたがそうした間違いをしつつあったり、そのことで後悔したりしているなら、この時期、軌道修正できるだろうと思います。
2016年上半期、蠍座の人はまるで、自分の未来というドラマのシナリオを書いているような気がするかもしれません。どんな結末がハッピーエンドで、何を選び取ればそこにたどり着けるのか。ページをめくるほどに、それを明らかにしていけるはずです。
「時期について」
1月から2月半ばは、身近な所に「再発見」がありそうです。よく知っているはずの場所に、全く新しいものを見いだせるようなときです。
兄弟姉妹との関係を「再構築」できるような時期でもあります。
2月半ばから3月頭は、住処や居場所をゆたかにできるときです。
家具の購入や模様替えなど、物理的に「いつもの風景」を刷新できそうです。
3月は愛に溢れる豊かな季節となるでしょう。
楽しい事が多そうですし、遊びに出かける機会も増えます。
クリエイティブな活動をしている人には、意外なチャンスが巡ってくるかもしれません。
月末、密かな悩みが不意に解決する気配もあります。
4月は忙しい時期です。雑多なタスクが山盛りになり、頼まれごとも増えるでしょう。
ただ奉仕的に「やってあげる」のではなく、あなたの方でも貪欲な胸算用ができたうえで手をかしてあげる、という形の方が、かえって上手く行くようです。
役割分担が変わったり、生活習慣を変えたりするようなタイミングです。体質改善や食生活の改善に努める人も多いでしょう。
5月は人間関係が大きく盛り上がります。特に「再会」の気配が濃厚です。
とても大事なコミュニケーションを重ねて、いいネットワークを作れそうです。
とはいえ、この時期は行き違いも起こりがちですが、特に大きな問題にはなりません。いざこざが起こっても決して焦らず、時間をおいてから話しかければ、意外な程スムーズに解決するでしょう。
6月は面白いギフトを受け取れそうです。手の中にあるピースだけではどうしても完成しなかったパズルがあって、だれかが足りないピースを不意に渡してくれる、といったような出来事が起こるかもしれません。
「愛について」
とても情熱的な時期です。心と心が融け合うような、すばらしい愛のドラマを体験する人が少なくないでしょう。
もとより、愛は「目に見えない」ものですから、鋭い感受性や積極的な踏み込みが必要になります。愛が「そこにあるのかどうか」を誰もが確かめたがるのは、それが目に見えないからです。
世の中には、結婚のプロポーズをもって「もっとも確かな愛の証明」と考える人もいます。それが互いの未来を賭けるような、重大な結果をもたらすものと考えられるからです。
ですが実際は、それほどきちんと未来を思い描けているかというと、そうではなかったり、何か別のものと未来を混同して、うかつに「結婚」を呟いてしまうような人もいます。
2016年上半期、蠍座の人はそんなうかつさとは遠ざかっていられます。
むしろ、未来と愛とをどう現実的に結びつけていけるかを、かなりシビアに考えることになるでしょう。そこでは、一瞬の言葉などは、たいして大きな意味を持たないかもしれません。「告白やプロポーズの言葉など特になく、いつの間にかパートナーになっていた」というカップルもけっこうありますが、それが可能なのは、おそらく、愛と未来が分かちがたく、現実的に結びつけられていたからだろうという気がするのです。
恋愛や結婚においてはしばしば、経済的な条件が問題となります。
お互いの収入、資産、結婚資金、借金の多寡など、愛とは関係ないはずの「お金」のことが、関係が進むにつれて重要課題となっていきます。
2016年上半期、愛と経済条件とを「調整する」必要も出てくるかもしれません。
このテーマが着地するのは9月頃かもしれませんが、経済条件はあくまで「手だて」「手段」「道具」に過ぎません。何を優先し、何を変えるべきなのか、判断を誤らないためには、第三者の助言を広く聞くことが役に立つかもしれません。
愛に追い風が吹くのは、3月半ばから4月頭、4月末から5月、6月半ばから7月半ばです。特に3月は、愛のミラクルが起こる可能性があります。
「パートナーシップについて」
5月がポイントです。ふだん、何気なく接するうちに掛け違えていたボタンを、ここでいったん、すべてはずしてからちゃんとはめなおす、という作業が必要になるかもしれません。
過去に一度解決したはずの問題が、ここで「再燃」するかもしれませんが、それをきっかけに、互いの心の結び付きを強めることができそうです。
パートナーを探している人は、この時期に古い人間関係が復活し、その中から縁が見つかる可能性があります。昔の知人との再会が、パートナーシップに繋がっていくかもしれません。
「子ども・家族について」
2月から3月にかけて、家の中がとても賑やかに、明るくなるでしょう。
来客も多く、そこで「自分の世界」の持ち味や良さを再確認出来るかもしれません。
子どもとの関係では「何を与えるか」ということがテーマとなるかもしれません。
多くの親御さんが、幼い子どもには様々な「機会」を与えたいと考えます。また、成長過程ではどんなものを買い与え、どんな環境を準備すべきかを考えさせられるでしょう。子どもが成人してからも、資金援助や「受け継がせたいもの」のことを検討する場面が出てきます。
自分の子どもにどんなものを与えたいのか、それはなぜなのか。それを与えることが、子どもにどんな作用を及ぼすのか。そうしたことを、かなり根源的に、思想や理想に立ち返って考えることになるのではないかと思います。
子どもを望んでいる人には、3月から4月上旬に、嬉しい動きがあるかもしれません。
「仕事について」
1月は「復習」と「掘り下げ」に適した時期です。単に過去に学んだことをなぞるだけでなく、「今だからもう一歩深く踏み込めるテーマ」が見えてきそうです。
この時期の勉強や研究活動、取材活動などは、どこか「謎を解く」「秘密を探る」ような面白さが感じられるようです。
4月、仕事や訓練の場で、努力がハッキリと「形になる」ような場面があるでしょう。
革新的なアイデアが、収入増に繋がる、ということもあるかもしれません。
異動を希望したり、転職したりする人も少なくないかもしれませんが、そこでも「(今後長きにわたる)収入の形」は、最優先の条件となるようです。
「手に職をつけたい」と思っている人には、この上半期は非常に有望な時期と言えます。
遠い未来を見越して、しっかりした実力を手に入れられるときです。資格なども、収入に直結するものを取得できそうです。
「お金・買い物について」
真剣に考え、積極的に動けるときです。
「欲」も強まる時ですが、なにより、「自分を守るための経済力」への関心が強まるようです。
収入を拡大することもそうですが、長期的な視野に立って貯蓄を始めたり、運用を検討したりと、自分の経済活動を自らしっかりマネジメントしようという意識が生まれます。
もともと、蠍座の人は経済力や生活力に恵まれているのですが、この時期はそんな才能をフル活用して「この先の生活の基盤」をしっかり組み立てることが出来そうです。
3月から5月は、出る方も入る方も、振り幅が大きくなるでしょう。思い切った決断をする人も少なくないはずです。
6月は、「相手のサイフ」と「自分のサイフ」のあいだの流れを整理するようなタイミングです。頼ったり頼られたり、甘えたり甘やかしたり、といったところを、「これで本当にいいのかな?」と問い直し、真にお互いが納得できる形に軌道修正できるようです。
「健康について」
とてもパワフルな時期です。
勢い余ってのケガや、体力を過信しての過労などには注意したいところですが、基本的にはかなりタフに動けますし、体力を強化できる時期と言えます。
特に、日常的に身体を動かすこと、スポーツに取り組むことへの関心が強まるでしょう。ダイエットも「動く」ことで成果を挙げられそうです。
食事療法に取り組む人もいそうですが、ストイックになりすぎると返って問題を生じる可能性もあります。「過ぎたるは及ばざるがごとし」を念頭に置きたいところです。
健康上の問題を抱えている人は、4月に転機が訪れるかもしれません。どういう対策を採ればいいか、という具体的な方針を定めることができそうです。