2017年蠍座の上半期の占い

アーカイブ記事

「全体のイメージ」
ある人が単身赴任で遠方の町に滞在した際、ホテル暮らしで仕事に打ち込んでいたところ、どうしても仕事で良い結果を出せず、悩むようになりました。
久々に電話したパートナーにスランプを打ち明けると、こうアドバイスされました。
「ホテルを出て、アパートを借りて、家事をやった方がいいよ」。
この人は、身の回りのことなど人に全て任せてしまい、自分は仕事に打ち込む方が、いい仕事ができるはずだ、と思い込んでいましたが、そのアドバイスを受け入れて、自分で料理や洗濯、掃除などをやるようになると、不思議と仕事も上手く行くようになったのだそうです。
どういうわけで変化が起こったのかは、本人にしかわからない、否、本人にもよくわからないわけですが、おそらく、「仕事だけ」を自分の中に詰め込んでしまい、パイプ詰まりを起こしたようになっていたのかもしれません。
こうしたことは、誰の生活にも多分、あることなのではないかと思います。
一生懸命取り組んでいる活動が上手く行かなくなり、「なぜだろう」と首をかしげながら色々やっても全く物事が改善しないとき、どこか全く別の所に「ボトルネック」のような部分があって、そこを通してやると、全てのことがまた回り始めるわけです。

2017年上半期、蠍座の人々は「隠れたボトルネック」「意外なパイプ詰まり」を発見することになるかもしれません。
探し物をしているときでも、「ここにあるハズだ」と思い込んでいる場所から、いっこうに何も出てこないときには、全く別のところを探すしかありません。
それがどんなにナンセンスだと思えても、「そこではない場所」にしか、新しい可能性はないのです。
この時期の蠍座の人々は、時々「自分は今、大きく脱線しているのではないか」と感じる場面もあるだろうと思います。
それはつまり、上記の例で言う「家事もやる」状態です。
一見全く関係のないことが、メインとなるミッションに大きな影響を及ぼすのはたしかに、妙なことですが、それが実現してみると、「なるほどね」という納得の感情も湧いてくるだろうと思うのです。

年明け、そして4月は、やりたいことに思う存分打ち込める時期となっています。
一方、2月、3月、5月は「やるべきこと」のほうに眼差しが向かいます。
この入れ替わりは、おそらく、冒頭の例で言う「仕事」と「家事」の組み合わせにも似ています。
「やるべきこと」ばかりに囚われて「やりたいこと」を忘れていると、「やるべきこと」まで上手く行かなくなることがあるのです。
果たすべき責任ばかりに気を取られて、自分自身の要望をないがしろにすると、きっとどこかで、歪みが生じ、物事が立ちゆかなくなります。
蠍座の人々は基本的に、一つのことに集中する方が得意な傾向がありますが、この時期は敢えて「色々取り混ぜる」「優先順位を組み替える」ことにチャレンジしてみるのだろうと思います。
たった一つの材料でつくるより、いくつかの素材を組み合わせて作る方が「丈夫に仕上がる」ものというのが、世の中にはあるわけですが、この時期蠍座の人々が作ろうとしているものには、そうした性質があるようです。
不安な部分、足りない部分、欠けているように思える部分を、そうして、ひとつひとつ現実的に解決し、踏み固めていけます。
この上半期、「確かさ」「安心」をどう作れるか、その方法を深く学べそうです。

「時期について」
1月は素晴らしい愛と創造の季節となっています。
クリエイティブな活動に取り組んでいる人には、強い追い風が吹き続けるでしょう。また、恋愛や子どもとの関係も熱く盛り上がりそうです。「自分」を心置きなく出すことができますし、自己主張や自己表現は驚くほど好意的に受け入れられるでしょう。

2月から3月、そして5月は、とても忙しい時期となっています。また、忙しいだけでなく、「自分が本当に引き受けたい任務・役割は何か」ということを、ここで追求できるようです。誰でも、好きなことばかりできるわけではありませんが、嫌いなことや苦手なことばかりやらされる毎日では、本当に人生を生きている感じがしません。嫌でもやらなければならないことは、だれにでもある程度はあるとして、それ以外の所では是非とも「納得のゆくこと、少しでも気に入っていること」を担っていくべきだろうと思うのです。この時期は、日々をできるだけ明るくすべく、「好きな任務」を探して自分のものにすることができるようです。

4月は少し楽しい時期となっています。自分の時間を増やし、心を温めることができるでしょう。「もう一度ここに来たい」と思っていた場所に遊びに行くこともできそうです。
また、3月から4月は、人間関係がとても刺激的な状態になっています。面白い出会いや、実りの多い「衝突」もあるかもしれません。また、タフな交渉に臨む人もいるでしょう。ここでは他者と真正面から向き合えば向き合うほど、あなた自身のことをより深く理解することができるはずです。

5月は人から受け取れるものがあるようです。今のあなたに一番ふさわしいものを、誰かが選んでくれるのかもしれません。あなた自身でそれを選んだ可能性はほぼ、無かったけれども、受け取って使ってみたら確かに「これは自分のためのものだ!」と思える、そんなギフトを受け取れるかもしれません。

6月は遠出することになるかもしれません。誰かから「お願い、行ってきて!」と頼まれたり、あるいは「あなたに是非渡したいものがあるので、取りに来てください」と招待を受けるのかもしれません。

「愛について」
1月から2月頭、そして4月に、愛のドラマが勢いよく盛り上がります。
愛を探している人には素晴らしいチャンスが巡ってきますし、すでにパートナーがいる人も、愛の炎を更に大きく育てるための燃料を手に入れられそうです。
この時期、愛について密かに考え続けているような人も多いと思いますが、年明けはその考えの中から生まれたいくつかの仮説を、現実的なアクションの中で試してみることができるようです。
また、愛を二人だけの世界にしっかり守っておくことで、愛が豊かな広がりを見せるかもしれません。恋愛のことを人に相談したり、片思いの相手やパートナーとのあれこれを「恋バナ」のネタにしたりするのをやめてみると、ふしぎと、愛が動き出すようです。
2月末、愛のミラクルが起こる気配も。

「住処・家族について」
2月がポイントとなります。家族との対話が多くなりますし、あなたが取り組んでいる活動に理解を示してもらえるかもしれません。

子どもに関しては、1月にかなりアクティブに動くことになりそうです。愛と情熱と、それから「人生に対する理想」が、子どもとの関わりを通して強化されるようです。

「仕事・勉強について」
2月から3月、そして5月に、勉強や仕事に関する「ルール・方法・条件」をきちんと整備できそうです。一時的に大きなミッションに挑戦するような忙しさではなく、あくまで「これからずっとまわし続けて行く水車」を整備できるときなのです。この「水車」は回れば回るほど、あなたが安定した喜びを感じられるものでなければなりません。
特に2月は、現在の就労条件や志望などに納得がいっていない場合、大きく方向転換することができるときです。転職活動をする人も少なくないでしょう。

2月前半には、キャリアに関して少し大きめの転機が訪れそうです。この転機はかなり突発的にやってきて、あなたの生活をがらっと変えることになるかもしれません。

勉強や研究活動、取材活動などに関しては、1月、そして6月に強めの追い風が吹きます。1月は特に、非常に創造的な時期でもあります。独自のアイデアや強い好奇心を元に、貪欲に学べるでしょう。6月は遠く旅をしながら学ぶ人もいるかも知れません。

「お金について」
1月は少し経済面での整理が必要かもしれません。2015年頃から、少しずつ経済的な活動の土台を整備してきている人が多いと思いますが、その土台の強度や完成度を、年明けに丁寧にチェックすることができるようです。
2月、今までお金について頑張ってやってきたことが、ちゃんと目標や未来の夢につながっていくことを証明できそうです。

「健康について」
この上半期、「健康」がメインテーマとなる人もいるでしょう。自分の調子を良くしておくことは、けっこう、頭も使いますし手間もかかることです。どうすれば自分のコンディションを継続的に良好に保てるか、そのことに知恵を絞ることになりそうです。
といっても、窮屈なルールや面倒な健康法を導入するということではなく、むしろ、日々を楽しくゆたかにすることが、その軸となります。「これは贅沢だ」とか「これは怠けているのではないか」と思えるようなことが、意外と健康を保つために有効だったりするのかもしれません。この時期は、「満足・快感・解放・余裕・楽しみ・よろこび」等が、あなたの健康を上向きにするためのキーワードです。