2017年蠍座の下半期の占い

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大きなスタートラインの前に、「やっておきたいこと」。

2016年秋から今に至るまでの時間を、蠍座の人々は少々「不思議な時間」と感じてきたかもしれません。というのも、まるでこの時間全体が「これから始まることの準備期間」のような雰囲気に包まれていたからです。もちろん、2017年後半から2018年にかけて「新しいことが始まる」とあらかじめ計画されていて、それに向かって文字通り、日々準備を重ねている人もいるかもしれません。ですが、そうしたハッキリした「未来の計画」が特にない人も、「今のうちにこれは片付けておかなければ」「過去にやり残したことをやりきっておこう」など、この先に起こる時にジャマになりそうなものを排除していく、といった感覚で目の前のことに取り組んでいる感覚があったのではないかと思うのです。

その直観について「これだったのか!」と納得できるのは、おそらく、2017年の10月から2018年年明けにかけてであるはずです。この下半期の終わり頃に、蠍座の世界ではとても新しい、ワクワクするようなミッションがとてもアクティブな形でスタートすることになっているのです。それまでの時間を、蠍座の人々は、「過去に残したことをきちんとやり遂げて、終わらせる」「手元にあるものをできるだけ大きく育てて、この先の旅費とする」ことを念頭に置き、着々と行動していくことになるようです。特に、2015年頃から、水路を掘るような地道な作業で経済力を強化してきた人は、そろそろその水路に水を流せるところまできているはずです。2017年12月には水路が完成し、その後はずっと経済的な潤いを享受できるでしょう。過去2年ほどの中であなたが作った経済的な「流れ」は、この下半期、あなたやあなたの身内だけでなく、真に助けを必要としている「誰か」を救うかもしれません。2017年10月10日、約12年ぶりに木星という星があなたの星座に巡ってきます。木星は古くから「幸福の星」とされますが、この星が来るときだけが幸福な時間、というようなけちくさい話ではありません。木星は「その先12年をかけて育てて行ける幸福の種」が蒔かれる時期にくる星なのです。ゆえに、あなたの世界では、過去12年ほどかけてやってきたことがこの10月で一段落し、10月以降、全く新しいことが次々に始まっていくでしょう。

・時期について
7月
色々な贈りものを受け取れそうです。とても官能的でもあり、他者との深い交流を実現できるでしょう。月の前半は、6月からの「遠出の時間」が続いています。旅によって心の奥深くにある問題を解決できるかもしれません。あるいは、旅先で誰かを救う人もいるかもしれません。月の後半からは、「大舞台で大活躍」の時期がやってきます。ここから9月頭にかけて、ガンガン攻勢をかけ、チャレンジする人が多いでしょう。

8月
家族や居場所に関すること、そして仕事や対外的活動に関することについて、大きな転機が訪れるかもしれません。両者は別々にではなく、根っこで連携して変化していくようです。ここでの変化は意外性を多分に含んでいますが、2月頃に起きた変化の「続き」のような意味合いをもっているようです。特に、新しいミッションがスタートする気配がありますが、このミッションはあなたが全身全霊をもって打ち込めるような、いわば「ほかならぬあなたのための」ものであるようです。遠くから素敵な人が訪ねて来てくれる、あるいは、あなたの方から誰かに会うために、遠い距離を超えて行くことになるかもしれません。愛に包まれるような温かな時間を楽しめるでしょう。13日から9月5日にかけて、旧友との再会の気配が強くなります。一方、「チームの再編」「ネットワークの改編」のような、広やかな人間関係を見直すような動きも起こるかもしれません。

9月
8月に少々混乱した交友関係も正常化し、新たな軌道に乗れるでしょう。7月から8月にかけての大勝負の結果が、徐々に現れてくる気配もあります。夏に切りひらいた原野で、少しずつ果実を収穫できる、といった雰囲気もあります。ここでは遠くまで未来を見越して、長期計画を立てていけます。遠い未来のための夢や計画を立てるには、それなりの「立案期間」も必要です。未来のビジョンを描くために、この8月下旬から10月前半を使っていくことができるようです。

10月
この下半期の中で、もっとも大きな山場の一つです。これまで「過去・秘密・犠牲」を象徴する場所にあった木星が、今度は「自分自身・スタート・原点」の場所、すなわちあなたの星座に入ってくるのです。過去一年はどこか「他人の目に触れない」ところで、自分自身の心の奥深くまで下りていくようなダイナミックな体験をした人も少なくないと思います。それがここから一転して、古い殻を脱ぎ捨てて新しい姿を手に入れるような、「変身・脱皮」の時間に突入するのです。

11月
「これまで起こったこと」と「これから進めていくこと」を、整合させたり織り交ぜたりするような作業が発生するかもしれません。希望や夢、憧れはたいてい、過去の体験から芽を出しますが、過去一年の中で得たもののなかから出ている「新しい芽」を探し出して、それを育てる準備ができるのが、この11月なのかもしれません。また、新しいことに着手するまえに、まず「苦手なことややりたくないこと、ジャマなことを先に片付けておく」ような作業をする人もいるかもしれません。

12月
この下半期のもう一つの「メインイベント」である、土星の移動が起こります。2015年頃から経済的な問題を抱えていた人、あるいは経済的な基盤を作るために努力を重ねてきた人は、ここが「トンネルの出口」となっています。2年前に比べてずっと強い経済力を身につけた自分が、今ここにあることに気づくでしょう。このあたりで緊縮財政を解く人もいるかもしれません。この12月に棚卸しをしたり、手持ちのものとこれから入ってくるものをきちんと計算して、気持ちを切り替えたりもできそうです。年末年始、非常に重要な内容を含むメッセージを受け取る人も多いでしょう。愛と未来とが詰まったようなクリスマスカード、年賀状などのやりとりが起こりそうです。

・愛について
この下半期、愛について追い風が吹くのは8月、そして11月から12月です。10月以降、あなたは「新しい自分」に生まれかわるような体験をすることになりますが、このことは決して、愛と無関係ではありません。むしろ、愛の体験を通して「脱皮」を遂げる人も少なくないはずです。パートナーを得ることを望みながらなかなか果たせずにいた人は、それを阻んでいたある条件を解除することが出来るかもしれません。そこから話がとんとん拍子に展開して行く可能性もあります。

・住処・家族について
8月に不思議な変化が起こるかもしれません。あなたが家族に対してずっと願っていたことがとうとう叶えられたり、「満を持して」希望の住処を手に入れたりできるかもしれません。あるいは、面白い形で家族が増える、といったことも起こりそうです。家族との関係があまりうまくいっていなかった人にとっても、この8月は大切な転機となるでしょう。

・仕事、勉強について
7月下旬から9月中旬にかけて、「大活躍」できる時期となっています。また、転職や独立を目指している人々にとっても、かなり思い切ったアクションを起こすことができそうな時期と言えます。8月は特に新しいことを始めやすいときで、かねてから望んでいたポジションをゲットできるかもしれません。22日頃がその「ターニングポイント」となる可能性もあります。

勉強に関しては、7月から8月に、精力的に取り組めるでしょう。研究活動などにも強い追い風が吹きます。さらに年末、12月20日以降は、そこから2年半ほどをかけた長期的な学びの時期となっています。難関の資格を取得したり、語学を習得したりする人も多いでしょう。時間をかけてじっくり学び、自分のものにすることができる時代の到来です。

・お金について
経済面では、時間が経つほどに状況が上向くでしょう。2015年頃からの努力が、そろそろ成果に結びつく時期となっています。そして、12月20日を境に、過去2年半の「経済活動における修行期間」が修了します。12月は過去二年ほどの中でやってきたことの「集大成」ができる時であり、更に言えば「大団円」の時期とも言えるかもしれません。

・健康について
10月以降、「身体」に関して考える時間も増えそうです。木星が巡ってくる一年は「肥りやすい時期」とも言われます。木星は「拡大と成長」の星なので、何を拡大し、成長させたいか、ということを、身体に関しても考える必要があるかもしれません。たとえば肝臓など「肥大」が問題になる臓器には注意が必要かもしれません。とはいえ、概ね良好な一年と言えます。長年の健康問題を解決できる人も少なくないでしょう。