2022年射手座の下半期の占い

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愛とクリエイティビティを生きる、ということ。

「火打ち石」は、金属に石を打ち付けて火花を出し、燃やしたいものに着火するための道具です。2022年下半期の射手座の星回りを見ていて、この「火打ち石」のイメージが思い浮かびました。というのも、この時期はあなたと誰かが出会いによって打ち合わされ、そこに火花が散るようにして愛や、創造性や、何か新しいかちあるものが生み出されるはずだからです。誰かとあなたが「打ち合った」ところに、キラキラした何かがはじけ飛び、やがて確かな情熱の炎へと燃え上がっていくのです。

2022年下半期は、射手座の人々にとってとにかく楽しい、ワクワクするような季節となっています。愛に強い追い風が吹きますし、前述の通り熱い出会いがありそうですし、好きなことにとことん打ち込んで、素敵なものを作り出せる時間なのです。いろいろなことが盛り上がり、活性化します。あなたの思い通りになることが多いはずですし、才能を活かす場にも恵まれるでしょう。また、誰かがあなたの才能を発掘し、世に出してくれる、といった動きも起こるかもしれません。出会いと関わりを通して、あなたの内なる喜びがどんどん湧き上がります。

この時期は「創造的な時期」です。「創造的な時・クリエイティブな時」という表現を、私はよく使います。たとえばわかりやすいところでは、アーティストやクリエイターは、「創造的な活動」をしている人々です。では、何かを作ったり表現したりしていない人には、「創造的な時期・クリエイティブな時期」は関係ないのでしょうか。私は、そうは思いません。私が「創造的・クリエイティブ」という表現を使う時は、たとえばこんなシーンを思い浮かべています。親友が仕事で大失敗し、運悪く同時期に大事にしていたペットを失い、心が折れかけている状態にあって、電話をかけてきたとします。その時、いったいどんな声をかけるべきでしょうか。ここで問われていることこそが、とても「創造的な課題」です。というのも、この問いには正解がないからです。世間的には、「落ち込んでいる人に『頑張って』と言ってはいけない」「あなたより大変な人はたくさんいる、と言ってはいけない」「ペットを亡くした人に、また新しいのを飼えば、と言ってはいけない」「ただ話を聴いてあげるのがいい」など、たくさんの「ノウハウ」が存在します。でも、それらの「ノウハウ」が全ての現実のケースに当てはまるかというと、決してそうではありません。更に言えば、悲痛のあまり電話をかけてきた親友は、「ノウハウ」を必要としているわけではないのです。この世の中でわずかにいる、心を許せる友の、心からの声が聴きたいと思って電話をかけてきているのです。その声に「どう応えるか」には、客観的正解などは、存在しません。自分の人生や愛情のすべてを駆使して、この親友になにかしら、応えなければならないのです。そして、全力で応えたからといって、それが相手を傷つけないという保証もないのです。こうした「正解はない、自分で考えるしかない、成功するかどうかは分からない」という状況で答えを出すこと、それが「創造性・クリエイティビティ」だと、私はイメージしています。こうしたことは、誰の生活の中にも起こり得ることです。

上の例で、あとになってその親友が「あの時、あなたの言葉に救われた、あれがあったから苦境を乗り越えられた」と言ってもらえたら、どんなに嬉しいことでしょうか。創造性とは、愛とは、そんなにも大きな喜びをもたらしてくれるものです。2022年下半期、あなたは大きな愛と創造の物語を、誰かと魂を打ち合わせるようにしながら生きることになります。そこに散る火花と、燃え上がる炎は、あなたの人生の喜びそのものとなるだろうと思います。
タフな交渉に臨む人、誰かと「真剣勝負」する人もいるでしょう。人と真正面から「対決」する時、お互いの心には必ず、熱い炎が燃えます。この炎は、人生を生きる原動力であり、世の中を動かす力でもあります。あなたの2022年下半期は、そんなふうに、どこまでも「熱い」時間となるはずです。


[時期について]

7月から8月中旬は、とても忙しくなりそうです。突発的にやるべきことが山積みになったり、出動要請を受けたりすることになるかもしれません。人のために色々と世話を焼くことになりそうです。
また、この時期は、普段無理を重ねている人・疲れを溜め込んでいる人にとって、体調を崩しやすいタイミングと言えます。突然の体調不良なども起こりやすくなっていますので、調子が悪くなったらけっして軽視しないこと、しっかりケアを受けることが大切です。

7月下旬から9月頭は、遠い場所とのやりとりが多くなりそうです。遠くから素敵なメッセージが届いたり、自分から大事なミッションのために、遠くに出向いたりすることになるかもしれません。

8月下旬から2023年3月は、「対決・勝負・熱い人間関係」の時間となっています。誰かと向き合って熱くやりとりする場面が増えるでしょう。公私ともに、愛に溢れる人間関係に恵まれます。人の積極性や強さに心打たれたり、誰かから強い影響を受けたりすることになるかもしれません。愛の関係も大いに盛り上がります。愛にも「熱がこもる」時です。

9月中旬から10月頭は、仕事や対外的な活動において「一時停止」や「振り返り・見直し・やりなおし」が起こりやすい時です。少々混乱する可能性もあります。これらのことは決して「悪いこと」ではありません。たいていの問題は時間が解決してくれますし、柔軟に対応する中で、今まで見落としていたものを発見できるはずです。

9月末から10月は「仲間に恵まれる」時です。懐かしい人々との再会もありそうです。友達ができたり、チームワークを生かして新しい活動を始められるようなタイミングです。

10月末から12月中旬は、居場所や家族に時間を割けるときです。2021年から「居場所を作る・家庭を運営する」ことに注力してきた人が多いはずですが、ここでその一連のプロセスが「完成」します。このタイミングで引越や家族構成の変化などが起こる可能性もあります。「場を作る」ことに意識を向けられる時です。

11月半ばから12月半ばは、とても楽しい季節となっています。愛にも強い追い風が吹きますし、キラキラした雰囲気に包まれるでしょう。
12月から年明けは、経済活動に勢いが出る時期でもあります。欲しいものが手に入りますし、収入が増えるなど、嬉しいことが多いでしょう。


[愛について]

この下半期から2023年5月にかけて、素晴らしい愛の季節となっています。愛を探している人も、既にパートナーがいる人も、とても嬉しい出来事がたくさん起こるでしょう。
とはいえ、この時期は、ただ穏やかで和やかな、何事もないスムーズな関係を楽しむ、という具合にはいきません。出会いを探している人も、「自然な」出会いにはならないかもしれません。この時期の愛には、刺激や、情熱や、摩擦や衝撃、その他いろいろなインパクトが伴うからです。たとえば「電撃結婚」のようなことも起こる可能性があります。これもひとつの「衝撃」です。

恋愛ではたいてい、熱い感情をぶつけ合うことが必要なシーンがあります。熱い愛情表現をすることはもちろん、時には苛立ちや怒りをぶつけて誤解を解くことが必要になる場合もあります。「一緒に怒ってくれた」ことが愛の発火点となったり、一見トラブルのような出来事がきっかけで恋に落ちたりすることもあるものです。一緒に盛り上がる愛の楽しさもあるでしょう。スポーツ観戦などで熱くなった気持ちが共鳴し、恋が芽生える、といった展開もあるかもしれません。ライバルが恋人になったり、ケンカから愛が生まれたりするかもしれません。
この時期のあなたの愛には、あらゆる意味で「熱と衝撃」が伴っているのです。

相手の心の扉を開くために、強く叩き続けることが必要になるかもしれません。あるいは誰かが、あなたの心の扉を激しく叩いてくるのかもしれません。ひたむきに誰かを追いかけたり、あるいは追いかけられたりすることになるのかもしれません。ずっと溜め込んできた思いをぶつける機会が巡ってきたり、相手が意外な思いを溜め込んでいたと告白してきたりするようなことも起こるかもしれません。問題を抱えてきたカップルは特に、ここで真剣に「向き合う」必要が出てきそうです。「膿を出す」ようなプロセスも起こりやすくなっています。本当の愛の幸福のための、真剣勝負が始まります。

下半期全体を通して「愛と情熱の季節」ですが、特に強い追い風が吹きそうなのは、8月半ばから9月頭、11月半ばから12月上旬です。10月前半にも、素敵な愛のドラマが展開しそうです。


[目標・仕事について]

仕事には「交渉」と「契約」がつきものです。この8月下旬から2023年3月は、かなり熱い交渉ごと、契約ごとが進展しそうです。ほとんどケンカのような議論になることもあるかもしれませんが、一歩も引かずに闘って、大きな成果を収められるでしょう。
さらに、仕事には「競争」もつきものです。この時期、仕事の上で熱い競争に挑み、見事勝利する人が少なくないでしょう。あなた独自のアイデアを活かして闘える時です。ただ、半年強の長丁場の「勝負」なので、短期決戦を好むあなたとしては少々、疲れる部分もあるかもしれません。粘り強さを総動員して、じっくり闘いたいところです。

2018年頃から働き方を変え、それに伴って2020年頃から必要なことをどしどし学んできた人が少なくないはずです。新しいことをするには新しい知識が必要になるわけで、過去2,3年は「色々わからない中で、手探りで進む」ような状況にあったかもしれません。そろそろ、その「暗中模索」状態から抜け出し、「だいたい、こういう進み方で大丈夫なようだ」という自信が湧いてくるでしょう。新しい世界に立ったばかりの時にはなかった「経験値」が、ここへ来てかなり積み重なり、安定感が出てきているのです。

この下半期はそうした経験値の上に、さらに新しい知恵や情報を投入できます。そのことによって、物事がガツンと進展するでしょう。闇雲に物事を動かすのではなく、これまでの学びと経験があるからこそ、「これでいこう!」というふうに、もう一つ前に物事を押し出すことができるのです。この動きはとても新鮮なインパクトを伴いますが、経験に裏付けられているので、不思議な安定感があるのです。「わかった上でやっている」という安定感です。

さらに、この下半期は少々意外な役割・ポジションが巡ってくるかもしれません。未経験の役目や少し大きめのミッション、「自分に担えるだろうか?」と不安になるような任務が突然「降りてくる」気配があるのです。最初は違和感があっても、これは確かなチャンスです。この「突然くる、意外なポジション」を通して、出会えるものがあり、開く扉があります。

9月から10月頭は少しペースを落として活動しなければならないかもしれません。目標やスケジュールの根本的な見直しを迫られる人もいるでしょう。ただ、このこと自体は決して「悪いこと」ではありません。見直す事で全体の流れが非常にスムーズになります。

7月から8月中旬はとても忙しくなるでしょう。仕事のやり方を変えたり、新しいポジションに慣れるために奮闘したりと、緊張感もありそうです。でも、ここで試行錯誤し、最終的に選び取ったものは、後々大きな武器となるはずです。


[家族・人間関係について]

10月末から12月中旬は「居場所」に注力する時期です。2021年から「居場所を作る、家族や家、身内に力を注ぐ」時間の中にありますが、その最終局面がこの秋なのです。家族との時間がとても楽しくなるでしょう。また、このタイミングで新しい家や家族を得る人もいるかもしれません。居場所、身内、家というものは、物理的な条件だけで成立しているわけではありません。何より大事なのは「心の結びつき」です。この時期は「心」そのものにスポットライトが当たります。お互いの心が何を求め、どっちを向いているか、触れあっているのか、離れているのか。そうしたことを真剣に見つめることができるでしょう。物理的な「住処」が、今の自分や家族に合っているのか、ということも、このタイミングで確かめられるかもしれません。器とナカミのフィット感が薄れてきているようであれば、新たな居場所を探すことも必要なのかもしれません。

人間関係は、とにかく「熱い」時間となっています。人と一対一で向き合い、語り合い、時に挑み合ったり、対決したりする必要も出てくるかもしれません。あちこちでケンカのような状況が生じても、それは今、あなたにとってどうしても必要なことなのだろうと思います。特に、その衝突が相手への好意や、思いやりや、親切心、積極的な思いから起こっているなら、おそらくその衝突には意義があるのだと思います。最終的には「愛が勝つ」ことになるはずです。

公私ともに出会いの多い時期です。インパクトの強い出会いが、人生を大きく変えてくれるかもしれません。


[お金について]

2008年頃からの「激動」が、そろそろひとつの到達点に至ろうとしています。お金に振り回されたり、支配されたりするのではなく、自分の人生や大切な人のためにお金を「使う・動かす」こと。このことが、この下半期の大きなテーマとなるかもしれません。長い時間をかけて手に入れたものを、かなり「動かせるようになっている」自分に気付かされるでしょう。
また、お金について新たに学ぶべきこともあるかもしれません。今自分の手の中にある力をどのように使えばいいのか、知見を広げたいタイミングです。