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「生活」が、どんどん変わります。
既に「暮らしが変わる」流れは2023年半ばに始まっていて、2024年上半期はその流れがさらに加速します。
生活や暮らしは自分だけのものではなく、家族や身近な人、仕事の相手、日々関わる人々など、様々な人間関係の中でできています。たとえば必需品を手に入れるだけでも、そのお店の営業時間に合わせなければなりません。自分の都合だけではどうにもならないのが「生活・暮らし」です。
特に幼い頃は、周囲の大人たちに決められたように生きるしかありません。置かれた場所で生活し、受け取ったリソースでガマンしなければなりません。多くの人はその感覚のまま大人になります。ゆえに、自分を「受け取ったもの・置かれた環境に合わせる」ことを最優先してしまう人は、決して少なくありません。周囲に合わせること、ルールを読み取って従うことは得意でも、自分自身で生活の枠組みを「創造する」ことまでは、思いが及ばない人が、けっこういるのです。
たとえば賃貸物件に住み続けていた人が、突然「家を建てよう!」と思い立っても、自由な間取りや自分の望むインテリアをいきなり考案することは、難しいだろうと思います。
既にあるものに自分を合わせること、既にあるものを自分なりにカスタマイズすることは経験があっても、「まっさらなところに望みを描く」ことは初めてだからです。
これは住処だけのことではなく、時間の使い方やコミュニケーションスタイル、お金の使い方、働き方や愛し方などにも当てはまります。
フリーハンドで自分らしい何かをゼロから生み出すということは、決して「自然にできる」ことではありません。むしろ、「真っ白な画面に、なんでも描いていいよ!」と言われた時こそ、経験や知識が必要になります。自由に生きるには、そのための材料、そして力が不可欠なのです。「自由に生きるための材料や力」は、勉強や経験によって培われます。この「勉強や経験」は、自由な精神のもとに蓄積されたものでなければなりません。強制されたものでなく、自分でひとつひとつ、選び取ったモノでなければならないのです。
もちろん、先生や親、上司などから半ば強制的に「これを学びなさい」と与えられたものが、偶然自分の人生の宝となることはあります。ただ、それは偶然です。大人になれば、自由に生きるための知識や力を、自分の意志で学び取り、集めてゆかなければならないのです。
2024年上半期、射手座の人々は「より自由に生活するための知恵」を、貪欲に求めます。
そしてこの試みは、この上半期だけに収まるものではなく、今後長く続いていく学びのレールに乗ります。自分のニーズを自分にヒアリングし、必要なものを外界へと探しに出かけられます。
自分をケアする力も高まります。たとえばストイックなアスリートは、食べ物にうるさい人が多いそうです。食べたものがパフォーマンスに直結することを知っているからです。一般には、「あれが食べたい、この味付けではだめ」と細かく考えることは「ワガママ」と思われがちです。でも、自分自身をケアすることは、実はアスリートが食生活に責任を持つように、立派な責任なのです。これまで「ワガママ」と捉えていたことが、この時期「責任」に置き換わります。生活全体にそうした感性がゆきわたり、コンディションが芽に見えて上がっていくはずです。
[時期について]
年明けから2月半ばは、経済活動が盛り上がる時期です。欲しいものがどしどし手に入ります。また、2008年頃からお金や経済活動において頑張って来たことがある人には、ここでその「集大成」のような、大きなものが手に入るかもしれません。
1月下旬から3月中旬は、コミュニケーションが熱く盛り上がります。非常に個性的な人々と交流が持てたり、全く新しい分野に興味が湧いたりと、知性を刺激されるような出来事が次々に起こるでしょう。この時期に生まれたコミュニケーションは今後長く続いていきそうですし、ここから学び始めた人も、長続きするはずです。
2月下旬から4月は、居場所や家族に対し、多くの労力を注ぐことになりそうです。特に2023年頃から家庭において問題を抱えていた人、うまく居場所が見つからず居心地の悪い思いをしていた人は、この時期にその状況を打開できるかもしれません。冷戦状態やこんがらがった膠着状態を、なんらかの強い衝撃によって「動かす」ことができます。気持ちが通じ始めます。ここで問題が完全に解決するわけではないかもしれませんが、少なくとも解決への糸口は掴めそうです。
3月半ばから6月頭にかけて、「愛と情熱の季節」となっています。愛に強い追い風が吹きますし、失ったと思った愛が蘇る気配もあります。クリエイティブな活動に取り組んでいる人にも転機が訪れますが、4月中にどれだけ粘り強く取り組めるかが勝敗の鍵となりそうです。5月以降、華やかなチャンスが巡ってきます。
4月下旬から6月頭は、働き方やライフスタイルの転換点です。2023年後半からこの分野で新しい取り組みをして来た人が多いはずですが、この時期にそのクライマックス、山場が置かれています。決定的な選択をする人、転職や生活の大転換を実行する人もいるでしょう。暮らし方が変わります。
5月下旬から、「人間関係とパートナーシップの季節」に入ります。ここから2025年半ばにかけて、人間関係における大きなターニングポイントです。日々関わる人の顔が一変したり、パートナーを得たりする人も多そうです。人との関わり方が変わり、人間関係を通して大きく成長できる時間に入ります。
[愛について]
5月26日から2025年6月上旬にかけて、「パートナーシップの季節」となっています。パートナーを探している人はこの時期に、「その人」に巡り会えるかもしれません。あるいは、既にいる恋人とこの時期にパートナーシップを結ぶことになる可能性もあります。
既にパートナーがいる人は、5月末以降、新しい信頼関係を結び直すような体験ができるでしょう。お互いがお互いの成長を受け止めて、関係性を再構築する、といった展開になりそうです。あるいは、協力して取り組むべきミッションが浮上し、助け合って活動する内に、心の結びつきが強まっていく、といった展開もあり得ます。
この上半期の中では、3月中旬から6月上旬に、愛の追い風が吹きます。特に4月は、愛の世界で「復活する」ものがある時です。失った愛が蘇ったり、冷めかけた気持ちが再燃したりと、何かしら大切なものを、愛の世界で取り戻せそうです。
[人間関係・家族について]
この上半期は「他者との出会い」を求めるより、「身内との関わり」を深めることに軸足が置かれるようです。知らないもの、外界に手を伸ばすのではなく、既に知っている人、一番近くにいる人との繋がりが濃く、強くなるのです。特に、兄弟姉妹や幼なじみなど、非常に心の近い人々との関係性が大きく変わり始めます。より親密になったり、協力して向き合うべきテーマが出てきたりするかもしれません。
また、コミュニケーション全般において、「もっと深い話がしたい」という思いも湧き上がりそうです。表面的な話に終始するとか、「用事さえ済めばいい」といったスタンスは、この時期とても物足りなく思えるでしょう。なんとかして一歩踏み込みたい、という思いが湧きます。このような思いはこの時期に留まらず、2043年頃にまたがって熱く燃え続けます。
5月末からは一転して、公私ともに「他者」と関わる時間に入ります。未知の人々、外部の人々との交流が一気に増えるでしょう。ここから約1年、新たな人間関係の中で急成長できる時間の到来です。
家族については、2023年頃から何かしら問題を抱えている人が多そうです。あるいは、表立って問題はないものの、何となく居心地が悪かったり、家族の誰かが人生の苦境にさしかかって、そのサポートに苦労していたりする人もいるかもしれません。また、居場所や家族、家をつくるために苦労を重ねている人もいるでしょう。この状況が完全に収束するのは2026年の春頃ですが、2024年上半期には膠着状態がゆらいだり、冷戦状態から脱したいという意志を共有したりすることができるかもしれません。「風穴があく」ような出来事が起こりそうです。
物理的に住処を探している人、居場所をつくるために奔走している人は、2月下旬から4月にかけて、かなり忙しく奔走することになりそうです。
[仕事・勉強・お金について]
2023年後半から2024年前半にかけて「働き方改革」の時間となっています。この時期、仕事の仕方や就労条件、環境などを大きく変える人が少なくないでしょう。
また、自分自身のポジションや仕事の意義について、新しい捉え方をする人も多そうです。「この人のために頑張ろう」「自分が果たすべきなのはこの役割だ」といった思いを新たにする場面があるかもしれません。
転職や独立を実現する人も多いはずです。全く新しい世界に飛び込む!というよりは、同じ業界でよりよい条件を求める、といった選択をすることになりやすい時です。突発的に「このままの状態ではだめだ!」という思いが募り、一気に行動を起こす人もいるでしょう。
仕事をするにあたり、周囲への依存度が低くなったり、自由度が増したりします。自分の意志を強く持ち、ビジョンを明確にすることで動きやすくなります。周囲の空気を読みながら動くようなスタイルだった人は、そのスタイルの一部か全部を、いったん手放すことになるかもしれません。
勉強や研究活動については、新しい野心が燃え始める時です。ここから2043年にまたがって、勉強に情熱を注ぐ人が少なくないはずです。教養やコミュニケーション能力、語学力、資格やある種のスキルなどを「欲しい」という欲望が高まるかもしれません。あるいは「謎を解く」「仕組みを解明する」ような取り組みを始める人もいるかもしれません。
お金については、2008年頃からの熱い経済活動が、2024年を持って一段落します。過去15年ほど、常にお金のことを考えてきた人、お金の悩みに取り憑かれたような状態だった人もいるかもしれません。そうした状況から抜け出すきっかけを、この上半期に掴む人も多そうです。また、これまであなたが必死に「手に入れたい」と考え、目指してきたものを、この年明けから2月、手に入れられるかもしれません。かなり大きな財を手にする人が少なくないでしょう。