2017年射手座の下半期の占い

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たくさんの選択肢が、最良の選択に繋がる。

2016年秋から今に至るまで、「新しい希望」の世界を生きてきたかもしれません。「これからどうしていこうか?」と可能性を探っていくような、与えられた自由のもとに道を模索するような、そんな雰囲気に包まれていたのではないかと思います。おそらく、2015年頃から孤独の中で必死に結果を出そうともがいたり、プレッシャーやストレスに耐えながら自分の新しい武器を探し続けたり、といった時間の中にあった人も少なくないはずですが、2016年の後半からこの初夏までの時間は、孤独感は抜けないにせよ、「この先」を非常に長い目で見据えて自由に動ける、不思議な透明感のある楽しさ、解放感があったのではないでしょうか。

2017年下半期は、そんな解放感の中で、様々な活躍を重ねていけるときです。あまりにも多方面に手を出しすぎて周囲から「一貫性がない」と思われることもあるかもしれませんが、方向性が散漫なくらいがちょうどいいのかもしれません。最初からひとつの方向に的を絞ってしまうことなく、可能性は無限にある、と考えて、敢えて枠を設けずに進む方が、結果的にはもっとも自分にふさわしい軌道に乗れる近道だからです。決断や選択はあくまで一人でしなければならないかもしれませんが、この時期は仲間に恵まれていて、特に秋までは、共同作業の場面も多いでしょう。2015年からの孤独感は、いまや「自立の精神」へと変化を終えていて、もはや孤独ではなく、自分の足で立った状態で人とネットワークを作れる状況になっているはずです。特に、この秋までの時間に出会った人々は、この先も長く「チーム」としてつきあっていけるようです。

2017年秋以降は、少し面白い流れが生じます。あなたの中で「自分の心の世界を、きちんと確立したい」という思いが強まるのです。言わば、自分だけの秘密の花園に、豊かな菜園を作るような作業が始まるのです。これは、2015年からの「孤独感」とは全く別のイメージの時間です。孤独な雰囲気は12月には収束します。ですがあなたはそこで、皆とワイワイやることよりも、むしろ「自分だけの庭」をゆたかにすることに、魅力を感じるようなのです。ここからの時間は、一人の時間を大切にするほど、実りが多くなる、というかなり特別な時間となっていくでしょう。この時間の本当の意味は、もしかすると、2018年の年末にわかってくるのかもしれません。

・時期について
7月
人間関係に「恵まれる」時期となっています。素敵な出会いもありますし、大切な人に会いに行ける機会も多いでしょう。パートナーシップはあたたかく盛り上がります。月の前半は6月からの熱い調整が続いています。「皆がハッピーになるにはどうしたら良いか」というテーマで、関係者と同じ熱量で細かいすりあわせができそうです。また、人から「授かるもの」「もたらされるもの」が多い時期でもあります。何が要求できるのか、何を任せて良いのか、といったあたりがクリアになってくるかもしれません。月の後半から8月にかけて、遠出する人が多いでしょう。誰かに会うために遠く旅する人もいるかもしれません。

8月
どの星座の人にとっても少々特別な転機となっていますが、射手座の人にとっては特に「遠い場所での出会い・発見」にスポットライトが当たっています。知的活動にも転機が訪れるかもしれません。遠く訪れた場所では「お土産」が手に入るでしょうし、研究活動や発信活動などにも素晴らしい「レスポンス」「副産物」が望めそうです。13日から9月5日にかけて、仕事や対外的な活動の面で物事が滞りがちになるかもしれません。ですがこれは単なる停滞ではなく、「前進しているときには目に入らないもの」に目を向けることができる時、という意味を持っています。スケジュールに変更が多くなっても、結果的に素敵な場所に導かれていく、といったことになるはずです。

9月
仕事面での停滞感も収まり、爽やかな軌道に乗れるでしょう。行動範囲が広がり、活動の場も増えていきます。下旬以降は非常に忙しくなってくるでしょう。ここから10月前半にかけて、目立つポジションで盛大に動くことになりそうです。

10月
この下半期のメインイベントの一つ、木星の移動が起こります。これまで「仲間・未来のビジョン・ネットワーク」の場所に位置していた木星が、「過去・犠牲・救済・一人の時間」を扱う場所に移動するのです。過去にやり残したことや後悔の種となっていることなどに向き合い、今の自分だからこそできる新しいアプローチを試みられるでしょう。特に、ある状況や環境に「縛り付けられている」ように感じていた人は、ここからの一年でその閉塞した環境から外に出ることができるかもしれません。

11月
過去と未来を結びつけるような作業が発生しそうです。これまで起こったことを「これから」にどんな形でつなげていくか、その算段ができるでしょう。ここでは、少し苦手な人々と話をしなければならないかもしれませんし、話しにくいことも議題に乗せなければならないかもしれません。そうした「面倒な話」も、何とか進めていくうちに、だんだん良い風が吹いてくるようです。

12月はこの下半期のもう一つのメインイベントである土星の移動が起こります。2015年頃からあなたの星座に位置していた土星が、この12月20日に次の山羊座へと抜けて行くのです。過去2年半ほどの中で、強い孤独を感じたり、険しい山道を歩き続けるような気持ちだったりした人も少なくないはずです。「一人で、重い荷物を背負って、一歩一歩歩き続ける」というような日々が、ここでようやくトンネルの出口を迎えます。この12月は特に、これまで起こったことを思いかえすような場面が多いでしょう。多くの人が様々な形であなたの「これまで」を語ってくれるでしょうし、自分でも新しい意味や価値を過去の物語の中に発見できるかもしれません。年末、経済面で新しい光が見えてきそうです。「時間をかけて、いつか手に入れたいもの」に出会えるかもしれません。

・愛について
この下半期、愛に追い風が吹くのは7月、8月から9月、12月です。愛に関しては変化の多い時期を過ごしてきている人が多いと思いますが、2011年頃からの変転も2018年には出口にさしかかります。今どうしても打ち破っておきたい「愛の壁」があれば、10月頃に打ち破れるかもしれません。

・住処・家族について
9月頃にちょっとした動きがあるかもしれません。また、遠方への移動を計画している人や、遠方に住んでいた家族を迎え入れる準備をしている人は、7月下旬から9月中旬にかけて、状況が大きく動きそうです。

・仕事、勉強について
仕事や対外的な活動に関しては、9月から10月に「大活躍」の日々が訪れます。とはいえ、8月後半から9月頭には、少し「過去を振り返る」「スケジュールを柔軟に変更しつつ、ゆっくり進む」ことが求められるかもしれません。9月下旬から10月前半は特に忙しくなるでしょう。全力で取り組み、最大の成果を挙げられるときです。勉強や研究活動、取材活動などに関しては、7月末から9月中旬が、勢いのある時期となっています。また、8月はドラマティックな展開をへて、新しいフィールドに出会う人もいるでしょう。あるいは特別な「師」や「共同研究者」のような存在に出会えるかもしれません。

・お金について
7月から8月にかけて、人とのあいだで経済面での調整を多く重ねていくことになるかもしれません。あるいは、この夏に人から「手渡されたもの」を、経済的に大きく育てることが、秋以降のミッションとなる、という気配もあります。

さらに、年末、土星が入って行くのはまさに「経済活動」の世界です。ここから2年半ほどをかけて、「継続的に果実をつける大樹」を、時間をかけて育てていくことになるでしょう。この先長い時間を支えてくれる経済的な水路を、しっかり作っていく時期に入る人が多そうです。年末、どんぶり勘定の見直しや、「コツコツと長く続ける」経済面での習慣を作れるかもしれません。

・健康について
2015年頃から不調を感じることが多かった人もいるかもしれませんが、そうした「調整期」を年末、脱出することができそうです。私たちは誰もが年齢をかさねるほどに体質を変えていきます。これは高齢による体力の衰えのようなこともありますが、もっと言えばほんとうに幼いうちから、首が据わったり、立てるようになったり、免疫を得たり、「第一次性徴・第二次性徴」など、身体はどんどん変化してきているものなのです。変化は徐々に展開していき、私たちはその変化に、人生の節目節目で「対応」することになります。たとえば、ブラジャーをつけ始めるとか、お化粧を始めるとかもそうですし、出産や仕事の変化にあわせて生活スタイルが激変することなどもそのひとつです。身体の変化はグラデーション的ですが、それへの対応は、ある特別なタイミングに、ひとまとめに進めていく、というようなこともあるのかもしれません。2015年から2017年という期間は、そうした「年齢をかさねた事による体質変化」に、まとめて対応するための時間だった、と考える事もできるかもしれません。その「まとめて対応」の期間がそろそろ終わりかけているこの下半期は、身体の発する細かいサインに応えて、生活や習慣の細部をきちんと「調律」していくことが必要になるのでは、と思います。12月は疲労がまとまって体調不良に繋がりやすいときですので、不調を感じたらすぐにケアしたいところです。