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「一番苦手なことは何ですか?」と聞かれたら、なんと答えるでしょうか。
射手座の人々ならおそらく、
自由を奪われることや変化のない環境に置かれること、
「射貫きたい」と思えるような的が見つからないこと、
などを挙げるかもしれません。
あるいは「新しいものを探し求め、追いかけるのではなく、
すでにあるものを維持し、守ること」が、一番苦手かもしれません。
2020年は、「すでにあるものを維持し、育て、守る」ことや、
生きていくために必要なものを確保すること、
ものごとを管理し、支配し、分配することなどに取り組むことになりそうです。
これを読んで「嫌だな、苦手だな」と感じる人もいるはずです。
ですが2020年は、そうした、あなたの少し苦手な分野に取り組むことで、
得るものがたくさんある季節なのです。
2019年は怒濤のような変革の一年を過ごした人が多いはずです。
大きな飛躍を遂げた人、社会的立場ががらっと変わった人、
夢を掴んだ人、愛に巡り会った人もいるでしょう。
人生が一変するような節目の年が2019年だったのですが、
それゆえに、いつも新しいものを追い求め、
めまぐるしく変化する景色を楽しんでいたあなたがいたはずです。
2020年に入る頃、あなたはそうした「めまぐるしい変化の年」を終えて、
ホッと一息ついていることでしょう。
そして、2019年に到達した新しい世界を、
今度は「根付かせていく」時間へと入ってゆくことになるのです。
2020年、射手座の人々の多くが、経済活動の転機にさしかかります。
たとえば、2019年にスタートさせた事業やプロジェクトから、
多くの報酬が生まれるのが2020年、というイメージです。
もっと言えば、2017年の終わり頃から、
あなたは着々とこの地平を目指してきていただろうと思うのです。
2017年の終わり頃に着工した工場が2019年に完成、稼働し始め、
その最初の利益を手にできるのが2020年なのです。
もちろんこれもたとえ話ですが、
ほぼこのとおりの道を歩いてきた人もいるはずです。
2020年。あなたは手に入れた最初の果実を、どのように扱うでしょうか。
使うこともできますし、貯めておくこともできるでしょうし、
何らかの投資に使うこともできれば、増やしたり育てたりすることもできます。
そこでは、できる限りの遠い未来を見越した上で、
何を守り、どこで挑戦するかを計画、選択していく必要があります。
こうした計画や選択の際には、今の社会のルールを知ることが不可欠です。
「すにでルールや定石が存在する世界」「既存の社会組織」に入ってゆくことも、
射手座の人々にとってはあまり、得意な活動ではありません。
でも、2020年の面白い所は、あなたが学ぼうとする「既存のルール」自体が、
大きく変わろうとしている点です。
すでに存在する社会的ルールの中で、手に入れたものを守ろうとしていたのに、
気がつけば何故か、その社会的ルール自体の変革者として活動している、
といった不思議な展開が、2020年のあなたを待っているだろうと思います。
・時期について
1月から2月半ばは、非常にアクティブな日々が続きます。熱い「勝負」が続き、新境地に到達できるようなタイミングです。2019年の中で新しいリングやステージを作ってきた人も多いはずですが、2020年年明けはそのリングや舞台で、思い切った大勝負ができる時期なのです。また、あたたかなコミュニケーションが広がる時期でもあります。2019年中のあなたの奮闘を見ていた人たちが、年明けをキッカケに声をかけてくれるようです。
2月半ばから3月にかけて、経済面でかなり大きな動きが出てきます。経済的に賭けに出る人も少なくないかもしれません。収入の途を大胆に切りひらく人もいれば、大きな買い物に挑む人もいるはずです。ここでは常に長期的な視野と、リスクの計算がポイントになりそうです。
3月後半から5月前半、旅に出る人が少なくないでしょう。旅行や出張などで得るものの多い時期です。この時期の旅は、単なる一時的なものではなく、将来的に移住する場所や、仕事などで密接に関わり続けていく場所などを探すための旅となるのかもしれません。あなたにそのつもりがなくとも、結果的にそうなっている、といった展開になる気配もあります。
4月から8月頭にかけて、素晴らしい人間関係に恵まれます。パートナーを探している人はパートナーを見つけられそうです。ビジネスにおいても、プライベートでも、「この人と一緒なら、もっとおもしろいことができそうだ」と思える人々に出会える時期なのです。新しい出会いだけでなく、すでにある人間関係も、大いに育ち、花開き、実り多いものとなるでしょう。
6月前半、「運命」を感じるような、特別な人間ドラマが展開しそうです。誰かとの強い縁を感じるようなタイミングです。
・愛について
射手座の2020年は全体を通して、素晴らしい「愛の季節」と言っても過言ではありません。愛と情熱に豊かに恵まれる星回りとなっているのです。
特に、この上半期にかかる部分では、4月から8月頭にかけて、人間関係とパートナーシップの場所に愛の星・金星が長期滞在します。愛を探している人は見つけられる可能性が大ですし、すでにパートナーがいる人は、その関係に愛が溢れるでしょう。
少々フライングになりますが、年の後半は「情熱の季節」です。こちらは「愛の場所」に、情熱の星・火星が入るのです。2020年上半期はどちらかと言えばやわらかくさわやかな、あたたかな雰囲気に満ちていて、下半期は熱くドラマティックな、場合によっては少々スリリングな愛の時間、という展開になります。
ゆえに、この上半期は焦点を絞って恋愛を追いかけるというよりは、広く人間関係を大切にする、どんどん人に会いに行く、という態度が合っているかもしれません。人から人へとつながっていく縁に妙味がありますし、いろいろな人と関わっているその姿を「見初められる」ような形もあるだろうと思うのです。人と関わることを愛する・楽しむ姿勢が、自然と深い愛の世界への入り口になっていくはずです。
愛が「復活」しやすい時期でもあります。特に5月から6月にかけて、失ったと思った愛が甦る可能性が高くなっています。ただ、この「復活した愛」が長続きするかどうかは、あなた自身が過去の別れの原因となった問題とどれだけ向き合えたか、にかかっているはずです。心の物語を大切にしたい時期です。
・住処、家族、人間関係について
居場所や家族に関しては、1月半ばから2月上旬にとても幸福な風が吹いてきます。居場所を愛に溢れる場所へと育てていけるタイミングです。家の中で楽しめることが増えそうですし、居場所が美しくなっていくときでもあります。
5月半ばから6月にかけては、引っ越しや家族構成の変化など、住環境に大きめの変化が起こりやすいようです。
前述の通り、4月から8月頭は、人間関係全体が恵の光に照らされて輝いています。公私共に素晴らしい関係に恵まれるでしょう。懐かしい人を訪ねて行くにも適していますし、長いこと続いている、付かず離れずの人間関係がぐっと深まる気配もあります。
人との関わりを広げていくこと、大切にすること、メッセージのやりとりで済ませず「会いに行く」ことで、あなたの生きる時間全体が活性化するはずです。
・仕事、勉強について
仕事では「収益」を重視することになりそうです。利益を最大化し、コストをカットするという当たり前の計算もさることながら、もう少しスケールの大きな収益構造を構築することもできるかもしれません。
少々フライングになりますが、2020年後半は「好きなことに打ち込める時期」となっています。やらされ感のあること、義務だからしかたなくやることなどは脇に置き、自分のアイデアに基づいて勝負できる時期なのです。そうしたクリエイティブな時期の直前にあたるこの上半期は、心から好きだと思えることを探したり、自分の感受性を刺激するようなものを探したりするのに良い時期となるかもしれません。あなたの情報収集能力は、この時期はひときわ強力な武器となるはずです。
勉強に関しては、3月後半から7月頭にかけて、新しい展開の気配があります。じっくり腰を据えて一つのことを学び始める人が多そうです。あるいは、この時期に出会った研究テーマが、2021年以降のあなたの専門分野となるのかもしれません。
・お金について
2020年全体を通してのテーマが、ズバリ「お金」です。平たく言って「金運の良い時期」ですし、たくさんの価値あるものを手に入れることができるでしょう。ただ、お金は稼ぐことも使うことも、なかなか難しいものです。それをどのように管理運用するか、ということに頭を悩ませる場面も少なくないかもしれません。
特に2月から3月は、経済活動が大きく進展します。欲しいものや目標を明確にし、「お金に飲まれる・振りまわされる」ことなく、自らしっかり「お金を活用する」方向に進みたいところです。
1月前半、6月後半に、経済的な人間関係に転機が訪れるかもしれません。物質的なサポートに恵まれたり、「福の神」に出会えたりする気配があります。
・健康について
食生活の改善が大きなテーマとなるかもしれません。食べることに関心が向かいやすくなりますし、好物が変わるような時期でもあるようです。
3月以降は散歩やランニングなど、移動を伴うエクササイズに意識が向かう人も多そうです。この習慣はこの先長く定着するでしょう。
3月から4月頭は、健康状態が上向きやすい時期となっています。
4月以降は、誰かと一緒に運動したり、料理したり、というふうに、健康に関わることをパートナーとシェアする形が功を奏するかもしれません。
ずっと健康問題を抱えている人、不安がある人は、いいお医者さんに出会える気配があります。