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こんにちは、石井ゆかりです。
15日、逆行中の水星が乙女座から獅子座に戻り、太陽に近づいていきます。月も満月に向かっており、全体に「わちゃわちゃ感が増幅する」というイメージです。
土星、火星・木星に向かって、金星がTスクエアを組みにいきます。柔軟宮の星々がカオスを醸し出し、さらに逆行水星がそれをかき回しにいく、という、かなり掴みにくい流れなのですが、TスクエアはTスクエアで、混沌の中に新しいコンセンサスが形成されつつある、という雰囲気もあります。ノイズが多いのですが、起こることは起こっている、という感じがあるのです。
今後の方向性がある程度の安定感を持って見えてくるのは、9月に入ってからではないかと思います。今はどんなにビビッドに見える変化も、それほど長く続かないのではという気がします。
たとえば春になる頃に「三寒四温」という言葉が使われます。冬から春への時間は、短期的にはどんなに「季節が逆戻り」したように感じられても、長期的には逆戻りはしません。冬から春の変化なら、そのことを私たちはわかっているわけですが、世の中のことや経済のことについては、大きな流れが「どっちからどっちに向かうのか」が判然とはしないので、「三寒四温」の寒さや暑さを「このままいくんちゃうか」と思ってしまいます。ゆえにカオスやパニックも起こるわけですが、今の混沌は、一見したところ「どっちに向かうか」はまだ、見通せる状態ではないんだろうという気がします。
今週はそんな感じです。