牡牛座の今年の占い

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自分がいるべき場所、そして、自分が関わるべき人。
この2つの「対象」をベタな現実の中で日々、考え続ける中で
自分がこの世界でどういう存在としてあるべきか
ということがあぶり出しのようにあぶり出されてくる年。
それが、2006年です。

2005年後半からこの方強い風に突き飛ばされるようにして
「自分」のあり方をどんどん変えてきた人が多かったのではないかと思います。
自分の生き方や信じてきたことを変えるなんてだれにとってもとても恐ろしいことです。

でも、この強風の中であえて旧来の自分を守るよりはむしろ
思いきって変えてしまうことの方が、ラクだったかもしれませんね。
2006年2月までに、この強烈な変化の風はおさまります。
この間、できるだけ、この「風」に素直になって頂きたいと思います。

ここで、モノを見る目を、この風に従って変えておけば
2006年の道のりがとてもスムースになります。
2006年、牡牛座はやらなければいけない大きなイベントが2つあります。
この2つをばりっと乗り越えるためにはこの期間に、是非とも
自分のあり方を変えておく方が良いようなのです。

2005年夏頃から2006年2月までの大変動の風は
まさに、この2006年いっぱいから少しをかけた、
あなたの「世界」を再構築するための
パラダイムシフトを促す風だったのです。

過去に、木造モルタル二階建てを建ててきて
「家ってこういうふうに作るのよな」
って自信を持ってきた人がいたとします。

その人に「これだけちゃんとキレイに家が造れるんだから
もう少し大きいビルを建てて欲しいんだけど、できる?」
といってくる人があったとします。

これは、チャレンジだ!やるぞ!と勢いよくうなずいて
「ビルの建て方」を学びはじめる、と
多分、非常にたくさんのハードルがあると思うんです。

木造モルタル二階建てとは全く考え方を異にする手法がたくさんあるかもしれません。
関係する法律だって、増えるでしょう。でも、ここで
「ぜんぜん世界がちがう・・・ムリ(涙)」ってやめてしまう人は、少ないと思います。

2005年後半から2006年2月までのあなたの「変化」は
ここで「へこたれないで先に進むための心理的変化」だったのではないでしょうか。
で2006年。あなたは、ビルを果敢に建てはじめるのです。


2006年のあなたにとって主要な課題は
「関わる人」と「居場所」です。
関わる人、とは、漠然とした「人間関係」のことではなくて
あくまで「1対1」の関係のことです。あなたと、その人。

それがだれかは解りませんし1対1の糸が複数結ばれるかもしれませんが
それは、あなたが相対しなければならない緊張感に満ちた、勝負のような関わりです。

人はみんな、いろいろな面を持っています。
優しさ、厳しさ、弱さ、強さ、明るさ、暗さ、etc。
経験してきたことやそのときの体調など
いろいろな要件が混ざった結果
今目の前にいる「その人」の姿が作り出されます。

人は常に変化していきますし一生変わらない部分もあります。
誰かを「愛している」と思ったときにもこのテーマは大変重要なカギになります。
なにをもって「その人」と言うか。

アリストテレスは「音楽家がいたとして、それはその人の本質ではない。
 音楽家をやめても、その人がその人でなくなることはないからだ。
 その人が人間でなくなったら、その人はその人として扱うことはできない。
 だから、その音楽家の本質は、といえば、まず人間であるということだ」
というような説明をしましたが
多分、これに違和感を覚える人も多いと思います。

純粋論理的にどうか、ということは別としても
私たちは私たちが人間である以上に自分のことを
「音楽家である」と感じていることがあります。
単に主観の問題ですがこれは、その人にとっての真理です。

人間であることが終わり、死が来たときにも
その人が音楽家であることは終わらない、と考える人もあるかもしれません。
これはこれでマチガイではなく
ある意味、真実であることがあります。

今年、あなたはそんな、複雑な仕組みを持った
「誰か」と相対することになるとおもいます。
その人は一体「誰」で、あなたはその人をどのように受け止めるのか。
その関わりはとても豊かであなたの生活をどんどん満たしていくような
あたたかい流れにつながっていると思います。

そんな「関わり」の体験と平行して
あなたはあなたの「居場所」を形作ります。
「居場所」は、不動産と、家具と、それから、人でできています。

家族だけが「居場所」を作ってくれる人々ではなくて
会社やコミュニティでの人間関係なども、
生活空間を構成する「関係」です。

人の関わりは、1対1であるという側面と
幾人かが集まって作られる「場」であるという側面の
両方を持っています。この2つのテーマが、2006年
ダイナミックにからまりあって体験されることになりそうなのです。