アーカイブ記事
外国から来た人とコミュニケーションをはかるためには
その人の使う言葉を学んだり
あるいは、その人に、自分が使う言葉を教えてあげたりすることが必要です。
お互いに言葉を覚え合って、
互いの言葉が混ざったような、二人だけに通じる言語を
編み出してしまうことも出来るかもしれません。
「外国から来た人」が相手でなくとも
こうしたことが必要な「場」は結構あります。
たとえば、新しい職場に就職したら
その職場特有の言い回しや、よく用いられる語を
覚えるところから全てが始まります。
小学校から中学校へ進学するときなども、
小学校ではしなかった、中学独特の語法があったりするものです。
世代が違う人同士が喋るときにも
ときどき「翻訳」が必要になります。
男女の間でも、そうした「言葉の上の誤解」を
すりあわせていかなければならない場合があります。
2013年から2014年にかけて、あなたは
「言葉が通じない人と仲間になる」
ようなプロセスを体験することになるかもしれません。
この動きは、すでに2012年から始まっていたのですが、
2013年に特に加速するのは「仲間になる」部分です。
これまでは、意思疎通するのに必死で、
そこにさらに友情を育てたり連帯感を感じたり、というところまでは
至っていなかっただろうと思うのです。
2013年前半は、まだ目の前のミッションについて成果をだすので手一杯かもしれませんが
そのミッションにも必要となっている
「言語の習得と、意思疎通」の試みを続けて行くうち、
いつのまにか「仲間が集まっていた」というふうな展開なのかもしれません。
新しい職場で新しい言葉を覚える
というシチュエーションなら、
必要に迫られて「やるしかない」わけですが、
この時期、そんなにまでして「意思疎通したい」と思えるのは
別な動機もあるようです。
たとえば、英語ができないのに、英語しか話せない恋人ができたら
必死で英語を覚えようとするはずです。
そこには「愛を成就させたい」という強い動機が作用しています。
これは、学校で「覚えなさい」というのとは
比較にならない動機の強さです。
単に用件が話せるようになるだけでなく、
愛の微妙なニュアンスや、自分の心の細かな動きに至るまで
なんとかして「伝えたい」という思いがわくわけです。
2013年、乙女座の人はなにかしら、
そうした個人的な強い動機を持って
「新しい言葉を覚え、あるいは教える」ことになるだろうと思います。
恋愛以外にも、そういう情熱的動機が生まれることはあります。
海外のアニメファンが、びっくりするほど日本語が上手だった
という動画をどこかで見たことがありますが
なにかが強烈に「好き!」となったとき、
頭の中に勝手に流れ込んで来るように
新しい言語が身についてしまうことも、あるのかもしれません。
「言葉」は、考え方や価値観を変えてしまいます。
自分が使う言葉が変わったとき、
今までとは違った価値観がそこに、生まれています。
英語と日本語の両方を使える人が
「英語を使うときは英語で考え、日本語で話すときは日本語で考える」
という話を聞いたことがありますが、
「考え方」は、言葉と不可分なのです。
言葉とともに考え方が変化していったとき、
自然と「集まる仲間」も変化していくのは
当然のことと言えるかもしれません。
過去の自分であれば決してつきあうこともなかったような人々と
深く広く、関わっていくことになる可能性のある時期です。
2013年から2014年にかけて、
乙女座の人は大きな人脈を得るだろうと思います。
この「人脈」は、組織や上下関係を離れた、
あくまであなた個人として拡げていくネットワークであるはずです。
あなたは既にある組織や人間の集まりにしなやかに参加していくことができる人ですが
その反面、なんとなく「集団に馴染まない」ところがある人でもあります。
有能な組織人として動けるのに、
なぜか、その組織に馴れきってしまわない、
妙な分離感をかかえたままでいる傾向があるのです。
ですが、この2013年から2014年にかけてあなたが得る「仲間」との関係の中には
そうした不思議な分離感、「解り合えない」という感覚は
ほとんどないのではないかと思います。
それは、あなたがあくまで、とんがった個性的なあなた個人として
そのなかまたちを「選び取って」いるからだろうと思います。
あるいは、結果的にその集まりが「集団」であったとしても、
あなた自身はそれを「集団」とは意識しておらず、
あくまで一対一の繋がりとして捉えているからなのかもしれません。