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かつて華やかに栄えていたけれども、
今ではちょっと寂れてしまった商店街に、
あるきっかけを得て突然、
若者達の運営する新しいお店が続々と入ってきたら
最初から商店街にいた人々は、
どんな反応を示すでしょうか。
「活気が出てきてよかった!」と言う人もいれば
「以前と雰囲気が変わってしまっていやだ」という人もいるでしょう。
「この商店街の個性が崩れる」と考える人もいるでしょうし
「そもそも、この商店街の個性とはどうあるべきか」と
問題提起をする人もいるかもしれません。
2015年は、乙女座の人々の住む世界に
「新しいものがどどどっと流入する」
ようなことが起こりそうです。
これまでの乙女座の人々が
「寂れかけた世界に棲んでいた」という意味では勿論、ありません。
今までもちゃんと、豊かで忙しく、
生命力に溢れていたと思うのですが、
そこに、
「まだ見たことのないもの」
「ちがったバックグラウンドを持つもの」
「今まで自分の人生にはなかった要素」
「他者の手からわたされるもの」
などが、一気に流れ込んで来るような出来事が起こりそうなのです。
ここでは「一気に流れ込む」「どどどっと流入する」という、
その勢いの良さやボリューム感も、とても重要です。
この「流入」によって、
あなたがこれまで感じていた
「自分」「自分の世界」のアウトラインの感覚は、
ゆがみ、曖昧になり、消え去ってしまうかもしれません。
そこで、あなたは前述の商店街の人々のように、
「自分のアウトラインや個性とは、なんだろう?」
とゼロから考え直し、
その答えを一つ一つ出していきながら、
流入してきたものと自分とを融合させ、
新しいアウトラインを引いていくことになるわけです。
2015年は実際、乙女座の人にとっては、
とても大事な「幕開け」のタイミングと言えます。
自分自身が変わり、自分の居場所が変わり、
人々との関係が変わっていく、
その始まりの扉が2015年という時間に置かれているのです。
2015年から2016年にかけて、
人生が一変してしまう人も、少なくないでしょう。
その変化は2014年の後半から
すでに少しずつ始まっているかもしれませんが、
2015年、バーンと幕が上がって最初のスポットライトが当たるように、
非常に勢いよく、誰の目にも明らかな形で、
ドラマがスタートするはずです。
全く新しい世界に飛び込む人もいれば、
全く新しい自分になる人もいるでしょう。
「自分とはどんな存在か?」という問いは
いつも、あなたの心に鳴り響き続けているでしょう。
あなたはその答えを、
密かな自問自答の中からではなく、
具体的な挑戦の中に見いだすはずです。
2015年以降、周囲の人へのあなたの「存在感」は、
どーんと重みを増すはずです。
今までは家族や周囲の人に守られていたのが、
今度は自分が周囲を守る立場に立つことになるからです。
実家から独立したり、
一家の「大黒柱」のような役割を担ったり、
誰か身近な人の世話を引き受けたり、
守るべき存在を新たに得たり、等々、
身近な人に対して背負うものが大きくなります。
責任を持ち、義務を果たし、
継承すべき事を継承していく、ということが、
ここから2年ちょっとの間、
あなたの生活の大事なテーマとなるでしょう。
あまり関心を抱いていなかった地域コミュニティに
ぐいっと引き込まれる人もいるかもしれません。
意識にのぼらなかった自分の「ルーツ」について、
深く考えることになるかもしれません。
これまで居場所を転転としても気にならなかったのが
ここから「家を持ちたい」「居場所を創造したい」という気持ちが
どんどん高まっていくかもしれません。
「場」を確かに作り、それを維持することが、
あなたにとって、かつてとはちがった意味を持ち始めます。
たとえば、子どもを育てる立場に立ったり、
誰かの介護を始めたりすると、
それまでとは世の中が全く違った場所に見えてきますが、
そうした変化がこの時期、
あなたの世界で起こるのではないかと思います。
その結果、あなたは自分を包んでいる「社会」に、
もっとも身近な所から、コミットし始めることになります。