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「庭造りの名人」も、
一朝一夕に美しい庭を造ることは
なかなか、難しいものだろうと思います。
勿論、一時的に美しい見ためを演出する、
ということなら可能かもしれませんが、
大地に根を張る立派な樹木や、
生き生きした草花を伸び伸びと咲かせるには、
植物が根付き、育つ時間が
どうしても必要です。
2020年は乙女座の人々にとって、
「花園ができあがっていく年」
と言えます。
これまでじっくり育ててきたものが、
一気に花をつけ始める時間となるだろうと思うのです。
「何も育ててきたおぼえはない」
という人も、
あなたが日々選んできたこと、
考えてきたこと、
日常的に何気なく取り入れてきたこと、
なによりあなたの「審美眼」にかなって、
あなたの生活に入り込んできたことが、
すべて、
今のあなたの世界の土壌を豊かにしているはずなのです。
豊かな土壌に種を蒔けば、
すぐに芽が出て、花が咲きます。
痩せた土地をここまでゆたかにするために、
2017年の終わり頃から、
あるいは2008年頃から、
あなたはずっと、
意識的にか、または無意識に
たゆみない作業を続けてきているはずなのです。
「いつか読もう」と思って積み重ねてきた本の山や、
「いつか作品にしよう」と集めた材料、
「そのうち創ってみよう」とメモしてきたレシピなど、
「いつか・そのうち」のために用意してきたものがあれば、
2020年はそれらを実行に移せる時期です。
「いつかやろう」が「いまだ!」になるのです。
「いつか画家になりたい」ではなく、
今、描き始めるのです。
「いつか、なる」のではなく
「いま、やる」のです。
そういう機が熟すのが、
この2020年なのだろうと思います。
乙女座の2020年は
とても創造的な年です、と
あちこちで書いてきました。
この「創造的」の意味は、
具体的には、「基本運気」で書いたようなことです。
すでに創造的な活動を続けてきている人は、
その花園の花が一斉に開花するでしょう。
まだ何もしていないという人も、
2020年は、なにかに着手できます。
これは、趣味のようなことだけではありません。
仕事でも、勉強でも、
その他あらゆることに関して、
「やりたいな」と思っていたことを
「もうやってしまう」ことができるのです。
やらない理由を全て排除して、
「やる」方向に自分を持っていけます。
すると、あなたが生みだしたものが、
この時期は確実に、
誰かの心にヒットします。
あなたの創ったものを見て
「それ、ほしいです!」
と言う人が現れます。
2020年、「誰か」の欲が、
あなたの創造性をじっと見つめているのです。
あなたの内側から溢れてきた「アクション」が、
誰かの望みにドカンと響くのです。
2020年のあなたの愛と情熱は、
誰かの愛と情熱に共鳴します。
一人で黙々と取り組んでいたのに
周囲にいつのまにか、
たくさんの人が集まってきます。
これは、突然こうなったのではなく、
あなたが長い時間をかけて、
静かに準備してきたことが花開いた結果です。