蠍座の今年の占い

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学校の勉強は苦手だったのに
仕事を覚えるのが大変上手な人がいます。
その人自身も、「自分は学校の勉強が苦手なんだから、
物覚えが悪いんだ、頭悪いんだ」と考えていたかもしれません。

でも、実際、仕事についてみたらだれよりも早く覚え、
誰よりも早く応用し人にも教えちゃう!
みたいな才能を持っている人、けっこういたりします。

蠍座の人にも、しばしばそういうひとをみかけます。
なぜなら、まわりくどいリクツを経由しなくても
ぱっ!と本質が解ってしまったりするからです。

そうなると教科書に書いてあるような恋々とした道のりがうっとうしくなります。
で蠍座の中でも、あまり人目を気にしないタイプのひとは
おもいきって教科書を放り出してしまったりします。
これは、アタマわるいからそうなるのではなく
むしろ、アタマがイイから、そうなる、と言えると思います。


実際にその世界に飛び込んでみなければわからない、自分の実力。
「試される」という言葉は、こういう場合、よく使われます。

でも、2006年の蠍座に起こることを考えると
「試される」というのは、どうも意味合いが違うように思います。
2006年の蠍座にふさわしいのは「開拓される」「発掘される」「磨き出される」
といったような表現です。

開拓されるまえは、その畑は、原野です。
草木が生い茂り放題で、ゆたかなものなりなど、ぜんぜん想像もできません。
発掘される前は、たんなる「土」です。
何か意味や価値のあるモノがその中に眠っているなんて、誰も知りません。
磨き出される前は、ダイヤモンドもただの石ころにしか見えません。

今までのあなたがそういう状態だったとして
2006年。ある環境の中であなたも知らなかったあなたが
生まれ出るような感じがすると思います。

でもそれは、全く新しいあなたが発生したのではなく
そもそも、あなたの中にあったものが
環境の刺激によって外に出てきただけなのです。

それは、出てきた当初は、まだ原石に近い状態です。
ダイヤでも、外側にくっついている岩を取り除いただけでは
あの輝きを見ることはできません。

さらにカットし、研磨し、磨くだけ磨き上げたところで
やっとあの美しさが現れ出てきます。このプロセスが
2006年の蠍座が体験する、魔法のような運命なのだと思います。

具体的にどんなことが起こるのかは、人それぞれだと思います。
さらにいえば、この流れは2005年に既に始まっています。
新しいあなた自身を発見する流れは2006年11月までで一応完了するでしょう。
でも、磨き上げてホンモノにするプロセスは2007年まで続きます。

新しいポジションについたり、新しい世界に飛び込んだり、
パートナーを得て家庭を持ったり、専門分野を変更したり、等々、
たくさんの「チャレンジ」の中にある蠍座だと思います。

その「チャレンジ」の全てはまさに、あなたもまだ知らないあなたの本質と
ガッチリ噛み合っています。
そのことにまだ年頭は、確信が持てていないかもしれません。

でも少なくとも誰か特定の人が
あなたのそんな部分に、強く働きかけてくれているのではないでしょうか。
その人との関係は、2006年から2007年にわたるあなたの研磨作業、あなたの開拓時代に
一役も二役もかってくれる、大切な大切なモノとなっていくはずです。