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蠍座にとっての2006年は
チャレンジに次ぐチャレンジ
の年でした。
「石井さん、木星がきたら蠍座は幸運なはずなのに、
幸運なんかなにもありませんでした」
というメール、けっこう頂きました。
でも、2006年の年間占いを是非ご覧下さい。
私は「幸運」のコの字も書いていない・・・・ような気がします。
見つけたら教えて下さい。
木星が来たら幸運なはず。
たしかにそうなんです。
ほんとはそうなんです。
でも、人は幸運の神様に幸運をもらっても
それが幸運だと気づくことはマレなのです。
「いつも波瀾万丈」
とかをみたり
エジソンやキュリー夫人の伝記を読んだり
とにかく、誰か他の人の人生について話を聞けば
そのことはよくわかります。
そのひとが一番でっかい幸運の種を手に入れる瞬間、
だいたい、その人は不幸な気分なのです。
なんで俺ばっかこんな目にあうんだ
と言いながら
神様の手渡した幸運のタネを受け取るのです。
幸運
と聞くと、多分花のような、星のような
輝きに満ちた華やかなものを想像してしまいます。
花束が手渡されるとばかりおもってたのに
来たのは真っ黒くて小さくて硬い、へんな粒だったらどうでしょう。
タネは、「花が終わったところに」できます。
幸運という花束を期待していたら
花びらもなくなったひからびた茎と種だった!
なんて
インチキ占いや世の中を呪いたくもなろうというものです。
でも。
2007年、あなたはそのタネを植えて
見事双葉を出すことに成功することになっています。
木星が来るのは12年に1度。
12年に1度の幸運が1年こっきりで終わってしまうなんて
そんなけちくさい話はありません。
木星はもっと気前の良い星です。
12年分の幸運をまとめてどさっと置いていってくれたのです。
2006年という1年間だけ幸福な気分で
後は野となれ山となれ
では
そんなの幸運じゃありません。
あなたはここから、12年間食べごたえのある幸運を育てます。
2007年はその最初の手応えが手に入る年で、
更に言えば、ちゃんと実を収穫することもできます。
木星というタネは、成長がとても早いのです。
さらに。
これまで2年ほど、あなたが必死に苦労してきた例のテーマがあります。
仕事や、外に出てする活動、これから社会的に持つ顔について
あなたは過去二年、毛が抜けるほど頑張ってきたと思います。
今もその最中かもしれません。
2007年は、その決着がつく年です。
社会から「あなたにはこういう価値と力があるのだから
こういう仕事をしてください」
という、音に聞こえないメッセージを受け取り、
自分でも「無理なんじゃない?」と半信半疑ながら一生懸命がんばってきたあの道のりに、
ちゃんと結論が出るのです。
2007年9月、あなたは峠を越えます。
2006年は、嵐の中の山越えでした。
険しい山を切り開くみたいに
あなたは幾重にもかさなる苦難を乗り越えてきたのです。
でも、苦労はしても
不幸ではなかったはずなのです。
納得したことを、心から努力してきたあなただったはずです。
今も多分、そのことを後悔はしていないと思います。
そして、これからも、あなたはそれを
決して後悔したりしません。
2007年の年明けにあなたがどんな状況にあろうとも
この先は、今まで以上に苦しいということはありません。
さらにいえば
あの大変だった体験は
「そのとき一瞬乗り越えて糧にするもの」
ではなく、
「この先何年にも渡って使える大事な在庫」
だったのです。
あなたは、単に時期的な障害を乗り越えたのではなく、
この先12年、さらに28年という長い時間を創り出すための
「仕込み」
をしていたのです。
ここで頑張ったことは、あなたが思う以上に
この先「使える」材料なのです。
材料、というよりも
この先10年から20年に及ぶ流れのスイッチを入れたのです。
頑張っていなかったら。
勝負していなかったら。
負けなかったかも知れませんが、スイッチも入りませんでした。
もし、あなたが今「勝った」状態にあるなら
スイッチも入ったし、勝ちもできたわけです。
いずれにせよ、結論は同じです。
要するに、この先の動力は手に入ったのです。