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「愛」「お金」「将来」
という3つの言葉から
たくさんのドラマが思い浮かびます。
「愛さえあれば、お金なんか要らない」
とはほとんど普遍的と言っていいセリフですし、
「愛とお金を天秤にかける」ようなストーリーは
いつでも(なぜか)人気があります。
また、「愛」は恋愛に限りません。
「好きなことをやっていきたいけど、
それでは食べていけないかもしれない」
といった苦悩もまた、
多くの人が実際に経験するドラマです。
これも、愛(好きなこと)とお金と将来(食べていくこと)
が複雑に絡み合っています。
愛という理想があり、
お金という現実があり、
未来という可能性がある。
2016年の蠍座を巡る星の配置は、
まさにこのとおりです。
愛の部屋に理想の星があり、
お金の部屋に現実の星があり、
将来の部屋に可能性の星があるのです。
さらにもう1つ、
「自分自身」の場所には、
あなたの魂そのもののような熱い星が巡ってきます。
これらのテーマをどう組み合わせて、
どんな結末のドラマに持っていくかは、
ほかならぬあなた次第、と言えるでしょう。
どんなに華やかな夢も、
それに向かっていく道はたいてい、
ベタで、地味なものです。
「お金という現実」はつまり、
そういう意味もあります。
この時期、あなたの愛は美しく、
あなたの夢は広がりがあって熱いのですが、
そうした美しいものを確かに自分のものにするために
あなたの「手」は、実に地道に動いているのです。
とてもリアルでシビアなあなたの手が忙しく働いたアウトプットが、
美しい可能性のほうへどんどん、流れ込んでいきます。
2012年から2015年くらいまで、
あなたは手の中に何もない状態から出発し、
苦心して新しい武器を手に入れたのではないでしょうか。
あるいは、小さな努力を積み重ねて、
一つの大きな舞台に立ち、結果を出すことに成功しただろうと思います。
憧れていた肩書きを手に入れたり、
今までよりも一段階大きな社会的パワーを持つことになったかもしれません。
「いや、そんな力は手に入れていないよ」
という人もいるかもしれませんが、
2011年頃の自分と、今の自分とを比較してみて
果たして「何も変わっていない」でしょうか。
出来ることや、言葉の伝わる範囲が
確実に、広がっているはずです。
あの頃よりも広い場所に立って
たくさんの人と関わっている自分がいると思います。
そうした力を「手に入れる」までは、
かなり不自由なこともあったでしょうし、
自分で自分を制限していた部分もあったかもしれません。
2016年は、そんな不自由から解放されます。
たとえば、世の中には
「お金では幸せになれないけれど、
好きなことをやるための自由をくれる」
というようなことがよく、言われます。
また、社会的な力を得ることも、
その人を自由にしてくれる部分があると思います。
発言力が増したり、裁量権が広がったりします。
2016年は、今まで一人でコツコツつくってきた力を、
自分のために、あるいは、未来のために
さらには、愛のために、
自由に使いこなすことが出来るようになる時期なのです。
「自由」は、様々な意味合いで用いられます。
たとえば、拘束された状態から解放されるのは「自由」です。
また、「もう大人になったんだから、
これからは自分の自由にしていいよ」といったような、
自分の意志で行動できることも「自由」です。
2016年の蠍座の「自由」には、
そうした部分も確かにあるのですが、
たぶん
「自転車に乗れなかった状態から、
乗りこなせるようになる」
という意味合いの「自由」が、
一番、イメージが近い気がします。
自転車に乗れない状態から、
思い通りに乗りこなせる状態になったとき、
「自由自在に動ける!」
という自由感を味わえます。
2012年から2015年くらいまでが
「自転車を乗りこなそうと練習する時間」
だったとするなら、
2016年、蠍座の人の多くは、
乗りこなせるようになった自転車を駆って、
やっと、どこへでも行けるようになるわけです。
ここでは、目標の大きなシフトが起こっています。
2015年までは「自転車を乗りこなす」のが目標で、
2016年は「自転車でどこかへ行く」のが目標となります。
これまで目標としてきたことが
いまや、手段に変わっているのです。