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幼いこどもが
覚えたばかりの敬語を使って、
懸命に話しかけてくれると、
少し嬉しくなります。
また、
これは真剣に話さないとダメだぞ
と、気が引きしまります。
敬語という「礼義」の中で
自分も正しく振る舞わなければ
という気持ちが湧くからでしょう。
さらに言えば、子供が、
敢えて大人らしい言葉を使うのは
「大人と対等に語り合いたい」
「子供だましでなく、
尊敬しあって話を聞きたい」
という真剣な意志のあらわれだ
と感じられるからです。
海外に出かけて、
その土地の言葉で話しかけたとき、
心から嬉しそうに、積極的に
対応してもらえたことがあります。
ほんのカタコトなのに
相手の表情が一瞬で
お日様が指したように明るくなったのが
決して忘れられません。
敬語にせよ、外国語にせよ
「相手の言葉で話そうとする」
という態度は
不思議と、人の心を動かします。
2018年、蠍座の人々は
急激な成長期の中にあります。
拡大と成長の星・木星が
約12年ぶりに
あなたの星座に巡ってきているのです。
木星が巡ってくると
その人のポテンシャルが一気に開花し、
「脱皮」のようなことが可能になります。
限りなく華やかで、限りなく新鮮な、
未来の12年の扉を開く
特別な時間がこの、2018年なのです。
転職や結婚、独立、出産など
人生の中でそう何度も起こらないような、
転機と呼べるイベントが起こりやすい年です。
全く経験のない分野に飛び込んだり、
経験則では選べないようなものを選んだり
人生を変えるような
重要な出会いがあったりするかもしれません。
あるいは、
「これこそが自分の進むべき道だ!」
ということを
かなり具体的な形で
発見できるかもしれません。
そんな「人生の拡大」の過程で、
蠍座の人々は多くを学び、
多くを語ることになるでしょう。
そこでは、
「相手の言葉を学び、
相手の言葉で語る」
ということが、
一つの、軸となるかもしれません。
10代の若者が敬語を使って
大人の集団に参加しようとするように、
「参加したい・認められたい」
と思える場に立って、
自分のことを語る必要が出てくるのです。
蠍座の人々は、
「自分の話」を、
あまりしません。
もとい、
怒濤のように語ることもありますが、
それは本当に限られた相手に対して、
のことです。
でも、2018年はおそらく
もっと積極的に、
もっと広い範囲の相手に対して
「自分を語る」
ことになるだろうと思います。
そして、そこでは
相手に自分を解ってもらうよりも
むしろ
「自分で自分を理解する」
ということのほうに
重心が置かれるようなのです。
心理学の教科書に出てくる
「ジョハリの窓」
というものがあります。
「自分」には、
・自分も他人も知っている自分
・自分は知らないが
他人には知られている自分
・自分しか知らない自分
・自分も他人も知らない自分
の4つがある、というのです。
この考え方で言うならば、
2018年、蠍座の人々は、
新しい言葉で自分を語ることで
・自分は知らないが、
他人には知られている自分
や
・自分も他人も知らない自分
を、
・知っている自分
へと吸収していくことになるわけです。
蠍座の人々は、
自分自身の中に自分を納めていて
容易に、それを外に出しません。
でも、2018年は少なからず
それを外に出す機会が巡ってきます。
そこで、あなた自身も見たことのない
「もう一人の自分」に
劇的な出会いを果たすだろうと思います。
私たちが「自分」に出会うのは
多くの場合、
他者との出会いを通して、のことです。
2018年、あなたは今までにない出会いを得て
今まで語ったことのない言葉で語り、
そこに、新たな自分を見いだします。
さらに、見いだした「新たな自分」は
そのままの姿に留まらず、
急激に成長を遂げていきます。
その変身のプロセスが
言葉によって、知によって、
きちんと捉えられ、
場合によっては「記録」される
というのが、
この時期のとても興味深い所だと思います。
ですから、もしよろしければ是非、
日記を付けて頂きたいと思います(!)。