
石井ゆかりが2025年下半期の蟹座の運勢を読み解きます。時期や愛、人間関係、仕事、お金などについて大ボリュームでお届け。2025年下半期のお守りとして、ぜひ参考にしてください。
2025.6.1


「自信」の根源
私の子どもの頃からの愛読書に「小公女」があります。
主人公のセーラは裕福な少女で、寄宿学校に特別な生徒として迎えられますが、ほどなくして資産家の父が病死し、同時に破産していたと知らされます。
贅沢な暮らしから一転、「お情けで置いてもらっている」小間使いになったセーラはそれでも、誇り高く上品に「公女様(プリンセス)のように生きる」態度を捨てません。
まだ裕福だった時、セーラは貧しい境遇にあった女中のベッキーに「あなたが私でなく、私があなたでないのは、偶然に過ぎない」と伝えます。
人間は置かれた環境や状況の変化によって、どんどん変化します。
自分がどんなふうに変わっているのか、自分が一番、気づきません。
周囲からは密かに「あの人は変わったよね」と言われ、誰の目にもそれが明らかなのに、自分ではなにひとつ変わっていないと信じています。
無意識に周囲から強い影響を受け、その影響のもとに「自分」が形成されます。
多分どんな人でも、そうです。
ですがセーラのように、「こういう自分でありたい」というビジョンを明確に持っている人はいます。
そういう人は、状況や環境が変わり、置かれる立場が変わっても、人柄が一変する、といったことにはなりにくいだろうと思います。
昨今「なにものかになりたい」という望みを抱く人はたくさんいます。
一方「こういう自分でありたい」という、セーラのようなビジョンを持っている人は、あまり多くはないように思います。
「なにものかになりたい」というイメージは、社会や時代に制約された役割イメージであり、人からどう思われるか、どんな肩書きを得られるかと言った、外部からの「見え方」に多くを負います。
一方の「こういう自分でありたい」というイメージは、人からどう言われようが、どう見られようが、関係ありません。純然たる、自分が自分を見る時のイメージなのです。
2025年下半期、あなたはおそらく「こういう自分でありたい」というイメージを完成させます。
過去3年、あるいは13年ほどをかけて、あなたはそのための体験を重ね、多くを学び、考え続けて来たはずなのです。
この下半期、そうした学びや旅の体験を振り返ったり、そこから再び抜け出したりしながら、「こういう自分として生きたい」というビジョンを確立します。
どうして今、そんなことをしなければならないかというと、来年以降、あなたの置かれる立場が大きく変わるからです。
もちろん、セーラのように苦境に置かれるということではなく、むしろ、より高い場所、大きな舞台、強い光を浴びるポジションに移動することになるのだろうと思います。
そこに立った時こそ、「こういう自分でありたい」というイメージがモノを言います。
状況が変わっても揺らがない「自分」こそが、新環境におけるあなたを支える柱です。
[時期について]
7月7日、天王星が「過去、救い」のハウスへ。ずっと抱え続けて来た悩みやコンプレックスと、新しい形で向き合えるようになる。人生において「堂々巡り」のようなパターンがある人は、ここから約7年をかけて、そのパターンから脱出できる。
7月から11月上旬にまたがって、他者との関わり方が少なからず変わるかも。たとえば、今まで人に頼ることを拒否していた人は、どっぷり頼れるようになる。逆に、誰かに過剰に依存しながら生きてきた人は、自分でできることが増える。自立を目指せる。受け取るものと与えるもののバランスが、大きく変化していく。
7月半ばから8月上旬、「お金、所有」のハウスで水星が逆行する。失ったものを取り戻せるかも。経済的な流れが少し停滞、混乱するが、あとで問題が解決する。お金の使い方や稼ぎ方を見つめ直せる時。
9月1日、土星が「キャリア、社会的立場」から「冒険と学び」へいったん戻る。5月末からの重圧が、一時的に軽くなる。ここから2026年2月前半にかけて、新しいポジションに必要なことを学び直せる。「これを目指してみよう!」と思えた目標のために、新たな資料や教科書を買い込むような時間へ。
9月から11月頭は、物事が不思議なくらいうまくゆく。ここ数年の中で育ててきたものが、一斉に実をつける。仕込んできたことがまとめて役に立つ。ガンガン突き進んで、とにかく行けるところまで行きたい時。
9月上旬、特別な旅に出ることになるかも。あるいは、特別な導き手に恵まれるかも。新しい世界にたどり着ける。
9月下旬、面白い朗報が飛び込んで来て、そこから新展開があるかも。ゴーサインが出る。招聘される。
10月22日、海王星が「キャリア、社会的立場」のハウスから「冒険と学び」のハウスに戻る。ここから2026年1月にかけて、2012年頃からの学びを振り返るような取り組みができる。「何を目指してきたのか」に気づかされる。2012年頃からの旅を、大きなマップで見つめ直すような時間へ。
10月末から年明け、忙しくなる。実力を発揮する機会に恵まれる。自分に合った役割を見つけられる。生活のスタイルが一変する人も。色々試しながら、新しいルーティンを構築する時。
11月8日、天王星が「過去、救い」のハウスから「友情、希望」のハウスへと、一度引き返す。ここから2026年4月にかけて、過去7年ほどをかけて結んできた交友関係を振り返れる。 色々な人と「これから」のことについて語り合える。長期的な計画を立て直す人も。
11月から2026年春にかけて、視野を広げたい時。普段会わない人に会い、遠く距離を超えて色々なスポットに出かけていける。世界の広さを確かめた上で、自分が向かうべき方向を選択できる。
11月中旬から月末、「愛が蘇る」かも。好きな趣味がリバイバルする。失いかけた愛情が復活する。胸のトキメキ、意欲が湧き上がる。
12月半ばから1月、人間関係が熱く盛り上がる。個性的な人、情熱的な人と関われる。タフな交渉に臨む人も。この時期はあなたの方が確実に有利なので、どっしりと構えてみたい時。ヘンに「丸く収めよう」と努力する必要はなさそう。
[愛について]
約12年に1度の「人生の一大ターニングポイント」で、愛にも大きなドラマが起こる可能性が高くなっています。愛を探している人、パートナーを探している人は、この時期ひたむきに行動を起こせば、遅くとも2026年前半までには見つけられるはずです。
すでにパートナーがいる人は、あなた自身の人生の変化の度合いが大きいので、関わり方が変化しそうです。パートナーがかけがえのない味方になってくれます。パートナーの存在のおかげで「強くなれる」時です。
一方、自分の生活が変わることによるリスクもあり得ます。
たとえば、今までより仕事での責任が重くなり、相手に割ける時間や労力が減る、といったこともあるかもしれません。あるいは、愚痴が多くなったり、疲れた表情を見せがちになったりする可能性もあります。
「どうしてそうなっているのか」という理由を相手と共有できていないと、心の距離が生まれがちです。忙しくてもしっかりコミュニケーションをとる時間を確保し、自分の現状を説明するのみならず、相手の話にも耳を傾けることを意識したいところです。「察してくれるはず」「目の前に見えているのだからわかるはず」は、特に危険です。
この下半期で特に強い追い風が吹くのは、7月末から8月、9月下旬から12月頭、12月半ば以降です。
[人間関係・家族について]
2018年頃から交友関係が「スカスカ」になっていたかもしれません。刺激的な出会いがある一方で、他者との間に妙に距離ができて、「ふれあい」の感覚がなくなっていたという人もいるでしょう。
この下半期は、人のあたたかみや感情の潤いを少しずつ、感じやすくなります。人との心の距離がだんだんと縮まり始め、ホッとする場面も増えるかもしれません。
くり返しになりますが「約12年に1度の、人生の一大ターニングポイント」ですので、人間関係も大きく変わりそうです。出会いがあり、強い交流が発生します。「運命」を感じるような巡り会いもあるかもしれません。
8月から9月、10月半ばから11月頭は、家族にまつわる変化が起こりやすい時です。身内にじっくり向き合う必要が出てきそうです。
[仕事・勉強・お金について]
2025年上半期に、キャリアに関する大きな変化が起こったかもしれません。立場が変わったり、責任が重みを増したりした人が多いでしょう。下半期はそうした新しい重みやプレッシャーが一時的に、軽減されます。緊張が和らいだところで、これからの自分に必要なものを整理し、戦略的に入手し、あるいは身につけていけます。
2012年頃から、あるいは2023年頃から新しいことを学んできた人は、この下半期から2026年の年明けにかけて、「仕上げ」をすることになります。学んできたことを活かせるポジションが巡ってきたり、師匠から「免許皆伝」を言い渡されたりするような展開もあるかもしれません。
「約12年に1度の、人生の一大ターニングポイント」ですので、新しい仕事に挑戦する人も多そうです。長く勤めてきた職場を辞めて、新天地に飛び込んで行く、といったことの起こりやすい時です。
2018年頃から追いかけてきた夢が、このあたりで現実に変わる可能性もあります。夢見ていた時にはわからなかった現実に直面し、戸惑いを感じる場面もあるかもしれませんが、時間をかけてじっくり取り組み、向こう3年くらいの中で、夢を完全に現実に変えることができます。
経済的には、外部の動きに支えられる傾向があります。自分自身の取り組みもさることながら、たとえばパートナーの経済状態が上向いたり、ビジネスの関係者の業績が良くなることで間接的に潤ったり、ということが起こりやすくなります。個人的な小さな損得だけに目を向けず、視野を広く持つことがポイントです。無用の遠慮をせず、受け取れるものはみんな受け取っていく!くらいの貪欲さがフィットします。

