
石井ゆかりが2025年下半期の双子座の運勢を読み解きます。時期や愛、人間関係、仕事、お金などについて大ボリュームでお届け。2025年下半期のお守りとして、ぜひ参考にしてください。
2025.6.1


新しい自由の発見
自分を操る糸を愛するマリオネットは、自由である、という言葉があります。
長く鎖に繋がれていた囚人が釈放されると、自分を繋ぐ鎖がないことを不安がる、というお話もあります。
自分を押さえつけていたもの、自分を縛り付けていたものでも、長くそれに馴染んでしまうと、それがないことが怖くなります。
自由とは何か、自分の本当の願いや意志がどんなものなのか、それを知るまでに、手間と時間がかかります。
世の中には、仕事がないことに苦しむ人もいれば、多すぎる仕事に苦悩する人もいます。
子育ての辛さに呻吟する人がいる一方で、子どもができないことを嘆く人がいます。
一方から見ると他方の苦悩がむしろ「羨ましい」と感じられますが、当人にとっては羨まれるどころではありません。
何が自分を苦しめていて、何が自分を満足させているのか。
それは本当に苦しむべきことなのか、憧れる生き方は本当に幸福なものなのか。
私たちにはそのことも、リアルタイムでクリアに見通すことはできません。
自分が何に押さえつけられ、何に縛られているのか。
苦しむべきことに苦しみ、苦しまないでいいことに苦しまずにいるか。
目指していたものにはすでに到達していて、そろそろ新しいものを目指さなければならないのではないか。
双子座の2025年下半期は、そうしたテーマを深く探究する機会に恵まれます。
実は自分を縛り、抑圧している鎖を「自分を守ってくれる確かな鎧」と感じていたかもしれません。抱き締めてきたぬいぐるみを脇に置き、生きた犬を飼い始める時が来たのかもしれません。
目標も夢も、この下半期を境に、大きく変わります。
これまで目指してきたものを振り返り、これから目指すべきものを新たに見つけ出せます。
過去に掲げた目標を下ろし、新しい目標を掲げ直す作業に取り組めます。
この下半期の双子座のテーマは「自由」です。
でも、「自由」は前述の通り、とても難しいテーマです。私たちには何が自由で、何が不自由なのか、本当のところはなかなか理解できないからです。
ゆえに、この時期は「行きつ戻りつ」を体験することになります。
たとえば『モンテ・クリスト伯爵』では、長く牢獄に繋がれた主人公が、脱獄して自分を苦境に陥れた人々に復讐したあと、すでに観光名所のようになったかつての牢獄を訪れるシーンがあります。彼はそこで、自分が本当に自由になったことを確信しました。
それに似て、過去3年、あるいは過去10年以上にわたるなんらかの「縛り」を、双子座の人々の多くが、身を持って確認することになるでしょう。
一度は出た牢獄にもう一度戻ってみて、再び外に出てみる、というのに似た体験を通して、これからどんな世界に生きるべきか、何に憧れるべきかを発見できるでしょう。
自分を操っていた糸に変わる、のびのびした冒険的野心に出会えるタイミングです。
[時期について]
7月7日、天王星が「自分」のハウスへ。ここから約7年ほどをかけた自己改革の時代に入る。真に自由な生き方を求めて、様々な試行錯誤ができる。
特にここから11月上旬は、旅先や移住先を探すことになるかも。突然遠出する機会も。あるいは、猛然と学び始める人も。
7月半ばから8月上旬、「コミュニケーション、基礎的な学び、旅」のハウスで水星が逆行。懐かしい場所を訪ねることになるかも。兄弟姉妹や幼なじみとの再会。かつて勉強したことを学び直す機会も。
9月1日、土星が「友達、希望」のハウスから「キャリア、社会的立場」のハウスへ、いったん戻る。2023年頃からの仕事や社会的活動における苦労が、ここから2026年2月半ばまでの中で、大きく報われるかも。確かなポジションを獲得する人、目指し続けた場所にたどり着く人も。
9月から11月頭は、大スケールの収穫の時。儲かる。とにかく色々なものが手に入る。お金やものを多く入手する。大きな買い物をする人も。自分の手でつかみ取れるものがある。価値あるものを自分の手で作り上げる人も。
9月上旬、キャリアにまつわる大転換が起こるかも。不思議な縁で新しいポジションに立つ人も。憧れの人が突然褒めてくれるとか、想定外の嬉しいことがありそう。
9月下旬、家族や住処にまつわる変化が起こるかも。新しい居場所を見つける人も。身内としっかりコミュニケーションをとり、役割分担を変えることになるかも。
10月22日、海王星が「友達、希望」のハウスから「キャリア、社会的立場」のハウスに戻る。2012年頃から夢を追いかけてきた人は、ここで「いつの間にか夢が叶っていた」ということに気づかされるかも。ここから2026年1月にかけて「夢の総仕上げ」に取り組む人も。目指すべきこと、引き受けるべきことについて再考できる時間へ。
10月末から年明け、熱い人間関係に巻き込まれる。刺激的な人物に出会えるかも。タフな交渉に臨む人も。人とガンガンぶつかって、多くを得られる。時間をかけた対話、不思議な再会の気配も。
11月8日、天王星が「自分」のハウスから「過去、救い」のハウスへと、一度引き返す。ここから2026年4月にかけて、コンプレックスや認知の歪みともう一度向き合える。過去7年ほどをかけて破壊してきた鎖をもう一度見つめ直し、しっかり片付けられる。
11月から2026年春にかけて、「人形に命を吹きこむ」ような作業ができそう。これまで作ってきたものに魂を入れて、動くようにできる。あるいは逆に、夢に描いてきたことを現実的な形に落としこむ作業も。確かなものが手に入る。経済的にも大きく成長できる。
11月中旬から月末、生活を見直せる。心身のコンディションをチェックし、普段のルーティーンを軌道修正できる。しっかり周囲と話し合って、無理のない役割分担に変更できる。
12月半ばから1月、プレッシャーやストレスが軽くなりそう。自分で抱え込まなくて済むようになる。人の意見をよく聞ける時。
[愛について]
愛に追い風が吹くのは7月から9月、10月半ばから11月頭、12月です。特に秋は絶好調の季節です。
人との関わり方が少なからず変わる時です。あなた自身の人を見る目が変わり、人に対して求めるものも、おそらくこれまでよりも重みを増します。ゆえに、公私ともに関わる人の人数が絞られます。少数精鋭の友人知人と密度の濃い交流を持つ傾向が出てきます。
ゆえに、愛を探している人は間口が狭まりがちです。視野が狭くなるので「どこを探しても愛が見つからない」となりやすいかもしれません。でも、この時期は「今までとは別の方面を探す」ことを促される時期と言えます。いつの間にか自分から世界を小さくしていないかどうか、一度探したところばかり探していないか、それを考えると、チャンスが見えてくるかもしれません。
自立心が強まる時で、パートナーとの役割分担を再考する場面が増えそうです。より自由に活動したい、自分の足で立ちたい、という思いが、パートナーとの心情的な繋がりを遠ざけてしまうことは、望ましいことではないはずです。しっかりコミュニケーションを取ること、経済的な役割分担と「愛」をごっちゃにしないことがポイントです。
特にお金にまつわる話は、しばしば社会的プライドと直結します。単純に生活の話をしているはずなのに、いつの間にか愛の深さや尊敬にまつわる口論になっていた、といったことが起こらないよう、気をつけたいところです。
年末はともに過ごす時間が多くなります。いい意味で甘え合える関係を結び直せるタイミングです。
[人間関係・家族について]
バックグラウンドの異なる人々、年齢の離れた人々、助け合いの場面で出会った人々と、友達になれそうです。均質性の高い場から抜け出して、多様性の中に身を置くことになるかもしれません。友達なのに緊張感があったり、理解できない部分があったりするかもしれませんが、そうした部分を保留しながら徐々につき合っていくうち、長く続いていく信頼関係が生まれます。一時的な盛り上がりより、じっくり根を張っていくような繋がりを求めたくなる時です。
11月から12月半ばにかけて、衝突や摩擦が起こるかもしれません。まっすぐに向き合って多くを得られる時です。相当ガンガンぶつかっても、12月後半にあたたかな和解に至ります。
しがらみや腐れ縁を「切り離したい」という思いがある人は、この下半期にそれを実現できそうです。自立心、独立心が強まり、「自分は自分、人は人」という気持ちを強く持てる時期と言えます。
家族関係には7月から9月、変化が起こりやすい時期となっています。特に9月は、家族や身内の誰かが人生の岐路に立ち、あなた自身の生活にも少なからぬ変化が起こる気配があります。身内にまつわるいくつかの「縁」が動く時です。
[仕事・勉強・お金について]
仕事では、2012年頃から、あるいは2023年頃からの取り組みを見つめ直せる時間と言えます。これまで時間をかけてやってきたことが再評価されたり、長い時間をかけて上ってきた階段の最後のフロアにたどり着いたりするかもしれません。「仕上げ」「まとめ」のような作業を進めることになります。
9月、「縁あって」特別なポジションにのぼる人も多そうです。人の紹介や偶然の出会いなど、他者との結びつきを伝って、立つべき場所に立てます。
勉強については、2024年頃から新しい野心が燃え始めているはずです。特にこの下半期は、その野心にダイレクトに向かってゆく動きが生じます。自分の意志で学んでいるというより、何か大きな力に巻き込まれるように学ぶことを余儀なくされている、という感覚もあるかもしれません。今、勉強において掲げる目標は、どんなに高くても大丈夫です。
お金については、この下半期を通して「絶好調」です。約12年に1度の経済的繁栄の時間の中にあります。ただし「欲」が大きくなる時期なので、「稼ぐ欲」を「物欲」「散財欲」がうわまわると、収支が合わない事態に。特に見栄を張るための散財には、気をつけたい時です。もともとケチではないあなたなので、気前よく振る舞って後悔しないよう、予算はしっかり立てて。

