
石井ゆかりが2025年下半期の乙女座の運勢を読み解きます。時期や愛、人間関係、仕事、お金などについて大ボリュームでお届け。2025年下半期のお守りとして、ぜひ参考にしてください。
2025.6.1


新たな物差しをくれる仲間
手塚治虫の「ブラックジャック」シリーズで、こんなエピソードがあります。
ある田舎の学生が都会の大学の医学部を受験し、不合格となってしまいました。彼は絶望し、自殺を考えます。
そのあと、ひょんな偶然から、彼は工事現場の労働者であった人物に出会います。この人は彼に、人間の生きる道はもっとたくさんある、ということを教えてくれました。
この受験生が見ていた「未来」は、とても細い一本道でした。
ですが実際には、世の中にはとてもたくさんの「生きる道」が存在します。
世の中はとても広く、私たちはそのうち、わずかな風景しか見ることができません。
世界を股にかけて活躍するような人でも、世に広く名の知れ渡った人でも、波瀾万丈の人生を歩んできた人でも、その人生において本当に知ることができた世界は、「世界全体」と比べると、ごくわずかな範囲に過ぎません。
特に年齢を重ねるにつれ、ある分野の、ある年代の、ある階層の、ある考え方の人たちとしか関わらなくなります。
気づかぬうちに凝り固まった「物差し」が心の中に醸成されます。
その物差しであらゆる人や物事の優劣を比べ、損得を比べ、勝ち負けを考えて動くようになります。
そうするうちにいつの間にか、冒頭の受験生のようなごく狭い世界観に棲みつくことになるのです。
乙女座の2025年下半期は、可能性の広がる時間です。
もしかすると冒頭の受験生が得たような、特別な出会いに恵まれるかもしれません。
この世にはもっとたくさんの生き方があり、多様な物差しがあります。
今まで「この条件とこの条件がそろわなければ、絶望するしかない」と思い込んでいたのが、決してそうではなかったとわかってきます。
選べる道は二本しかない、と考えていた人が、一気に10本もの選択肢に出会います。
新しい人々との出会いと関わりが、そのことを教えてくれます。
色々な生き方をする人と出会うことで、「そういう生き方があるのか!」と、電撃的に理解できるのです。
これは、ただ「コンテンツに触れる」「情報や知識を得る」ことでは叶わない体験です。
この下半期から2026年春を境に、あなたはより自由な生き方を目指すことになります。
これまで所属していた場所から独立し、新たな道を模索する人もいるでしょう。
誰も足を踏み入れたことのない場所に立ち、新たなフィールドを開拓し始める人もいるはずです。
そこではもはや、古い物差しは全く役に立ちません。むしろ、これまで握り締めていた物差しをどれくらい放棄できるか、が重要です。
今まであなたにプレッシャーをかけ、行動を制限してきていた人々は今、退場しつつあります。それに変わって、真に夢を共有できる仲間に出会える時間帯です。
[時期について]
6月半ばから8月は、ホットな多忙期。嵐のような時間。情熱を燃やして取り組むべきテーマがある。じっとしている暇がないほどの活動期。
7月7日、天王星が「キャリア、社会的立場」のハウスへ。ここから約7年ほどをかけて、新しい活躍の場を切りひらける。独立する人、新しいビジネスを始める人、これまでとは全く違う世界に飛び込む人も多そう。より自由な働き方、生き方を模索できる。
特にここから11月上旬にまたがって、仕事にまつわる生活のあり方が強制的に変化していくかも。たとえばこれまで、ストレスや疲労で体調不良を起こしていた人は、この時期にその状況を根本的に脱出できるかも。転職や退職を選択し、新しい生き方を模索し始める人も多いはず。
7月半ばから8月上旬、「過去、救い」のハウスで水星が逆行。過去を振り返る時間が増える。遠い昔に関わった人に、助けてもらえるかも。または、誰かのために立ち止まり、無償で救いの手を差し伸べることになるかも。
9月1日、土星が「ギフト、受け取るもの」のハウスから「パートナーシップ、人間関係」のハウスへいったん戻る。
ここから2026年2月にかけて、長い間の人間関係における苦闘、パートナーとの関係改善への努力が報われる。少しずつ紡いできた関わりの糸が、ここで丈夫なロープに仕上がる。
これまでのことを振り返り、語り合える。
9月から11月頭は、骨太な人間関係の時間。人との熱い交流 の中で大きく成長できる。たくさんのコミュニケーションが生まれる。遠く距離を超えて、誰かに会いに行くことになるかも。
9月上旬、突然、大きめの転機が巡ってくるかも。「縁」を感じるような出会い。人間関係の大きな進展、好転が起こる。
9月下旬も、大きめの転機の気配。新しいことを始められる。新しい夢に出会い、追いかけ始める人も。仲間に出会えるかも。
10月22日、海王星が「ギフト、受け取るもの」のハウスから「パートナーシップ、人間関係」のハウスに戻る。
ここから2026年1月にかけて、誰かとの間に強い心の結びつきが生まれる。長い間の謎が解ける。原因不明のトラブルが解決に向かう。
10月末から年明け、家の中がバタバタしそう。家族の誰かが人生の転機に立ち、そのサポートのために忙しくなる。引越や家族構成の変化なども起こりやすい時。
また、未来への新しい計画が生まれ、そのための準備を家族総出で進めることになる、といった展開も。
11月8日、天王星が「冒険と学び」のハウスに戻る。2018年頃からの新鮮な学びのプロセスを、ここから2026年4月までの中で振り返ることができる。あるいは、過去の経験から何を学べばよかったかがわかる。
新しいコミュニケーションの形を確立する人も。今、どうしても学ばなければならないことがある。それを集中的に学べる。意外な人々からの学び。新しいテクノロジーについて学べる。新しい時代の価値観について学ぶ人も多そう。
11月から2026年春にかけて、行動範囲が一気に広がる。これまで学んできたこと、訪ねて来た場所が、点と点を結んで星座になるように、一気に結びついていく。大きなフィールドが生まれる。人脈や紹介に恵まれる。
あまり結果や損得を考えず、のびのびとトライできる時。
11月中旬から月末、懐かしい人から連絡が来るかも。または、後回しにしていた返信をしたところ、そこから素敵なストーリーが始まるかも。
12月半ばから1月、愛と情熱の季節。やりたいことにガンガン打ち込める。クリエイティブな活動に取り組んでいる人には、素晴らしいチャンスが巡ってくる。恋愛や子育てにも、好展開がある。自力で状況を進展させることができる時。
[愛について]
2025年から2026年頭が「雪解けの時間」です。
過去数年にわたり、愛について辛いこと、不安なことが多かったはずですが、この下半期を通してその状況を抜け出せます。
この「脱出」はステップ・バイ・ステップです。一気に不安が消えるのではなく、一歩一歩、あるいは少し「行きつ戻りつ」しながら、問題や不安を解きほぐしていけます。
天から降りてくるような問題解決ではなく、あくまでこれまでの努力の上に、自分の心と手で「ほどいていく」ような経験ができます。とはいえ、その中のいくつかの問題は「なぜか」「不思議と」解決する気配もあります。ハッキリと「自分で解決した」と言えるテーマの他に、「天から光がさし込む」ように解決するテーマもあるはずなのです。
パートナーとの関係はどんどんあたたかくなります。特に9月以降は時間をかけて一緒に過去を振り返ったり、ふたりの間にある問題を洗い直したりする場面も多くなるでしょう。「関係を良くしたい」という前向きな思いを共有した上で、協力して問題解決に取り組めます。
パートナーを探している人、愛を探している人は、視野が一気に広がりそうです。これまで「ここを探すしかない」「こういう探し方しかない」と思い詰めていたのが、「別のやり方もあるんだ!」と開眼させられます。
また、これまで出会った人の中で「この人とは縁がないだろうな」と思っていた相手が、突然「強い縁で結ばれた相手」として浮上するかもしれません。
時期的には9月半ばから10月半ば、12月半ば以降に、愛の強い追い風が吹きます。
また、9月は不思議な経緯で、意外な縁が結ばれやすい時です。「いつもと違う展開」「予定外の展開」をシャットアウトせず、敢えて心を開いてみたい時期です。
[人間関係・家族について]
人間関係全体が「雪解け」の時間の中にあります。
特に、2023年頃から人間関係上の問題に苦しんでいた人、人との間に距離ができがちだった人は、その状況を段階的に抜け出せます。
人と会う機会が少しずつ増えると同時に、「なぜ今まで、人との間に距離ができていたのか」ということがわかってきます。
誰かが意外な指摘をしてくれたり、今まで見たことのない表情を見せてくれたりした時、「壁を作っていたのは自分の方だった」とわかるかもしれません。あるいは、相手が壁を作っていた理由が、わかってくるかもしれません。
うまくいかないなりに真剣に向き合い、あるいは寄りそう努力をして来た人は、この下半期から2026年年明けにかけて、努力が報われます。じわじわと関係が好転し、相手の態度が変化し、うまくつき合えるようになるでしょう。
特に9月、目立った出来事が起こり、それが転機となって人間関係が好転する気配が。
2025年下半期は、全体を通して「友情の時間」です。友達が増えそうですし、すでにいる友達との距離も縮まります。交友関係の盛り上がりの中で、新しい自分を見つけられるでしょう。チームのまとめ役となったり、イベントなどで「みんなを集める」ポジションを引き受けたりする場面もあるかもしれません。
11月から12月にかけて、家族や居場所に変化が起こりやすい時となっています。引越や家族構成の変化などがあるかもしれません。あるいは、例年以上にしっかり大掃除をしたくなるかもしれません。
年末に、いつになく多くの人が集まる気配もあります。「みんなで集まれる環境を作る」ために奔走する人もいそうです。
[仕事・勉強・お金について]
キャリアの大転換期に突入します。
7月7日、天王星があなたの「キャリア・社会的立場」のハウスに入り、ここから約7年をかけた大変革期が始まるのです。
この期間のキャリアアップは、「一段一段階段を上るような、予測可能で順当な上昇」ではありません。一段飛ばしになったり、ロケットのように大空間に飛び出していったりするようなイメージの「キャリアアップ」です。
たとえば転職するのでも、第三者に説明するのが難しいような、非常に新規性の高い分野に転職することになるかもしれません。
あるいは、組織や業界など、ある程度できあがった集団世界からぽんと独立し、ひとりで新しいフィールドを開拓するような道を選ぶ人もいるでしょう。
「独立」「新規性」「自由」が、ここから7年のあなたのキャリアにおける、最重要なキーワードとなります。
誰かのマネをすることも、常識に従うことも、この時期は難しいでしょう。成功体験や経験値だけに頼ることができませんし、何度も「冒険」「挑戦」を選択する瞬間が巡ってくるはずです。
特にこの下半期は、あなたの実力を「掘り起こされる」「鍛え上げられる」ような場面があるかもしれません。「自分の中にこんな底力があったのか!」と驚かされる場面が巡ってくるはずです。
あるいは、自分から「どうしてもやってみたい!」と思える仕事に出会える可能性もあります。突発的な出会いがあり、衝動的な行動があり、その先に、面白い未来が繋がっています。
勉強については、2018年頃からの「新しい時代についての学び」がここで最終段階に入ります。これまでの「まとめ」「仕上げ」をすることになるかもしれません。
あるいは、ここ数年どうしてもわからなかったこと、わかれと言われながらわかりたくなくてわからずにいたことを、ここで思い切って学ぶ人もいるでしょう。
または、これまで高い価値を置いていたことを相対化し、逆に、低く見たり侮っていたりしたことを、大きく引き上げるような学びをする人もいそうです。こうした試みを通して、価値観や生き方が変化します。
自分自身と対決するような「学び」を得た人ほど、この先の社会的立場が一回り大きなものになります。
経済活動は、新しいステージに進みます。
これまで人に頼っていた部分を、自分が引き受けることになるかもしれません。経済的自立を促される人が少なくないでしょう。
経理や財務について学び始める人も多そうです。自分のものではない大きな財を扱う力を身につけられる時間に入ります。
投資や保険、ローンなどが視野に入る時期でもあります。これまで「自分のお財布の中」だけを見ていればよかったのが、このあたりからは株価や為替、金利などが「わがこと」として気になってくるかもしれません。
お金に関して特に動きがありそうなのは、8月から9月、10月半ばから11月頭です。

