今年の占い

2022年

2022年のテーマの一つに「救い」があります。
あなたの星座・魚座に木星と海王星が並び立つ2022年は、魚座本来のテーマである「救い」が幾重にも強調された時間なのです。「救い」は「危難から逃れること」「希望や明るさを感じさせ、気持ちをホッとさせること」などを意味します。

魚座は救いの星座、犠牲と救済の星座、癒しの星座、などと言われます。自他を分ける境界線が曖昧なのが、魚座の大きな特徴です。世の中はたくさんの境界線や差別や格差で分断され、私たちはどうしても解り合えない隣人と背中合わせに、緊張に満ちて暮らしています。でも、魚座の人々には、そうした分断が見えないか、あるいは「気にならない」傾向があります。魚座の人々は人と人とを隔てる境界線を無効にし、それをやすやすと通り抜けて、人の心に触れます。魚座は偉大な無私の星座であり、だからこそ、すべてを「自分のもの」とすることができます。海はすべて、だれのものでもないと同時に、そのすべてが一匹の小魚のものでもあるのです。魚座の人々はその気になれば、他者に全てを与えてしまうことができますし、同時に、他者から全てを受け取ることもできます。

そんな魚座の人々にとって「救い」とはなんでしょうか。「救い」は、外界からもたらされます。魚座の世界観においてはしかし、「外部」は存在しません。境界線がなければ、外部も内部もないからです。魚座の人々にとっては自分自身が救いの出所になります。自分を誰かに与えることを旨とする人が、他ならぬ「自分自身」を救いとするとは、いったいどういうことなのでしょうか。魚座の人々に「救い」は必要ないということなのでしょうか。
魚座は古く、イエス・キリストと結びつけられています。「魚」が古代、イエスの象徴とされたからです。イエス・キリストは全ての人間を贖罪によって救いました。キリスト教においては神と子・イエスと聖霊は三位一体、ひとつのものです。イエスは原罪を負っておらず、従って、救いを必要としませんでした。

もちろん、魚座の人々も他の星座と同じく、心に深い痛みや苦悩を抱え、救いを必要とすることがあるはずです。では、その救いは一体、どこからくるのか。おそらく、魚座の人々は、自分と同じように悩み苦しむ人々に、手を差し伸べることで、救いを学ぶのかもしれません。他者を助けたとき、相手と同じように自分も助けられ、救われる存在なのだと知るのかもしれません。自分自身の本質は、自分の目で客観視することはできないからです。他者との関わりは、自己を映す鏡です。人と関わったとき初めて、あなたは自分が何者なのかをわずかに、感じとることができます。特に、他者に手を差し伸べたとき、自分の力を他者のために使おうとしたとき、あなたは初めて「自分」の手応えを感じるのです。

だれもがあなたを愛しますし、助けます。でも、魚座の人々はそのことを、なかなか信じられないのかもしれない、という気もします。あるいはあなた自身が誰かを救っているということも、あなたは信じにくいところがあるのかもしれません。
あなたは確かに人を助けていますし、救っています。そして、あなたがだれかを助けたときに、自分自身もだれかから同じように助けられるのだ、という希望を抱くことができるはずなのです。もしあなたが「助かろう」「救われよう」と決心したなら、それを実現してくれる「他者」がかならず、あなたの側にいてくれます。
2022年はそうしたことを学べる年なのかもしれません。あなたが抱いている「救い」への深い疑いと闘い、守りをわずかにでも解いたとき、そこに新しい光が見えてくるのかもしれません。