今年の占い

2025年

孤独とは、周りにいた人々が去って、取り残された状態だ、と考える人もいます。ひとりぼっちに「されて」しまった状態だ、とイメージする人がいます。たとえば学校の修学旅行で班を分ける時、ひとり残ってしまうような状況です。話しかけても誰にも相手にされず、一緒に帰る友達もいない、といった光景です。

一方、たくさんの人と仲良くしているのに、孤独を感じる人がいます。周りにいつも色々な人がいるのに、ひとりで行動することなどほとんどないのに、「ひとりぼっちだ」と感じる人がいます。

さらに、誘われる機会があっても「嫌われるのではないか」「失敗するのではないか」という恐怖を感じ、そうした機会に背を向ける人もいます。

本当は誰かと仲良くし、受け入れられたいのに、その願いが強すぎて、恐れに反転し、孤独が始まります。誘いに応じず、声に応えず、いつのまにか誰とも関わらなくなってしまいます。

孤独は、それを楽しむ人にとっては、単なる「自由」です。「孤独だ」という自覚もないかもしれません。孤独を辛く思う人にとってだけ、孤独は牢獄です。孤独を自ら選ぶ人もいれば、孤独を押しつけられて絶望する人もいます。

多分、本当に大事なことについては、自分ひとりで考えるしかありません。人間が本当に大事なことを考え、成長する時、誰もが心の中で孤独になります。孤独な時間でしか、作れない「自分」がいます。

孤独を恐れて孤独な時間に入れず、成長の手前で足踏みしてしまう人もいます。そのことが、未来の新しい孤独の原因となることもあります。

文学や芸術の世界で描かれる孤独には、本当に美しいものがたくさんあります。孤独でいることこそが強さであり、魅力である、と感じられます。「群れている人々」が醜く描写され、「孤高」を保つ主人公こそが正義のように描かれたりします。

さらに現実の世界で、リーダーや王者、権力者、天才、スーパースターは孤独なものだと言われます。どんなにお金があっても、どんなに地位が高くても、孤独に苦しむ人がいます。同じ気持ちを分かち合える相手が、ほとんどいないからです。

このように、孤独といっても、様々なものがあります。良い、強い、自信に繋がる孤独もあれば、弱さや悲しみ、絶望と結びついた孤独もあります。

2023年頃から、あるいは2012年頃から、魚座の人々は様々な孤独を抱えてきたはずです。あなたが抱えていた孤独は、この中のどれかに似ていたかもしれませんし、あるいはどれにも似ていなかったかもしれません。

いずれにせよ、あなたはひとりで何かに挑み、あるいは自分自身と向き合っていただろうと思うのです。その孤独にはなんらかの目的、あるいは意義がありました。

ひとりでやるべきことがあり、今、あなたはその「ひとりでやるべきこと」を完成させつつあります。

2025年、あなたの世界から「孤独」が抜けていきます。完全に解除されるのは2026年頭かもしれませんが、どんどん心が開かれ、愛が、親しみが、優しさが、あなたの世界に流れ込んできます。

2024年後半からすでにその兆しがあったかもしれませんが、おそらくあなた自身の方で、まだ孤独を「開く」準備ができていなかっただろうと思うのです。

周りはだんだん温かくなるけれど、まだ外に出たくない。たとえばそんな状態だったのかもしれません。外で声はしているけれど、出ても大丈夫とわかってはいるけれど、まだ出たくない。または、「まだ中でひとり、やることが残っている」という状態だったのかもしれません。

2025年、あなたはそろそろとドアを開きます。向こうから勢いよく飛び込んで来るものもあるでしょう。あるいは少し外に出て、また忘れ物をとりに戻る人もいそうです。「今の服ではなく、別の服を着て出よう」と、引き返すことになるかもしれません。それもとても、創造的な選択です。

2024年は薄明かりが見えていたとしたら、2025年は太陽が顔を出します。完全に太陽が地上に出るのは2026年頭かもしれませんが、すでに光はたっぷりとあなたの世界を照らしています。

これまでひとりでやってきたことが、ここからみんなと関わるにあたり、大きな力となります。自分自身との対話によって遂げた確かな成長を、これから出会う人々が、力強く認めてくれるはずです。


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