今年の占い

2022年

2022年のテーマの一つに「救い」があります。

2022年の木星と海王星に示される双子座の「救い」とは、どんなものでしょうか。
「救い」は「危難から逃れること」「希望や明るさを感じさせ、気持ちをホッとさせること」などを意味します。苦しみから逃れさせてもらえるのが「救い」ならば、双子座の「苦しみ」とはなんでしょうか。

双子座の人々にとって、「理解されないこと」「伝わらないこと」は、最も大きな苦しみと言えるかもしれません。あるいは「理解できない」「伝わってこない」ことも、苦しいことかもしれません。双子座は知の星座であり、コミュニケーションの星座だからです。「わかりあえない」と感じる時、双子座の人々はしばしば、その人間関係自体をばっさりと切り捨ててしまうことがあります。つながりを切り捨てることは、双子座の人々にとっては、「仕方がない」ことなのです。解り合えないにもかかわらず「関わり」自体を維持することの意義が、双子座の人々には飲み込めないのかもしれません。

双子座から見て、2022年の魚座木星・海王星の「救い」は、「社会的立場」を指し示しています。「社会的立場、組織、小さな歯車の集合体としての大きな人間集団」が、双子座の人々の「救い」になるとは、いったいどういうことなのでしょうか。
たとえば会社組織などに所属している人々は、お互いに完全に理解し合えるわけではありません。仕事や収入といったいくつかの条件のもとに集まっているだけで、「毎日顔を合わせているけれど、何を考えているか全くわからない相手」がけっこう、いたりするものです。「社会に居場所を持つこと」は、生きていく上でとても重要です。「解り合えている」ことよりも、「ここにいていいと思える」ことのほうが、もしかするとずっと大事なのかもしれません。

また、コミュニケーションは「理解」だけでできているわけではありません。コミュニケーションを構成する条件はたくさんありますが、その中のひとつに「信頼」があります。コマーシャルに著名人が登場するのは、「顔を知っている人はそれだけで、信頼できる」と私たちが感じてしまうからです。有名大学や国際的な機関の名前などを肩書きに持つ人が語っていれば、その人の話がよく理解できなくても「きっとそのとおりなのだろう」と感じてしまいます。「社会的立場」は、「伝わる・理解する」を超えて、コミュニケーションの柱となってしまうのです。

「解ってもらえなくても大丈夫」「伝わらなくても、それだけですべてが終わるわけではない」「全てを理解できなくてもOK」という考え方は、おそらく、双子座的世界観の外部にあるものだと思います。双子座の人々にとって、「伝わらなくてもいいし、理解できなくてもいい」というアイデアを受け入れることは、なかなか難しいことなのかもしれません。それでも、扉を開けて「外部」への通路を開いておくとき、それが「救い」になるかもしれません。「外部」の価値観を受け入れることで、かえって「伝わること、理解できることは、特別な、とても素晴らしい現象なのだ」と実感できるはずだからです。

2022年の双子座の人々は、おそらく、大いにチャレンジし、闘うことになります。何かにぶつかって行くような動きの中では、理解し合えない場面、伝わらない場面が、いつもよりたくさん発生するはずです。でも、まずは「そこにいる」「その立場に立っている」ということが、とても重要なのだと思います。意味あることを伝え合うよりずっと手前に、「そこにいる・その立場にある」という大きな大きな力が存在します。その力を認識し、使おうとすることで、2022年のあなたは新境地に立つことになるのかもしれません。