今年の占い

2022年

2022年のテーマの一つに「救い」があります。

2022年の木星と海王星に示される蟹座の「救い」とは、どんなものでしょうか。
「救い」は「危難から逃れること」「希望や明るさを感じさせ、気持ちをホッとさせること」などを意味します。苦しみから逃れさせてもらえるのが「救い」ならば、蟹座の「苦しみ」とはなんでしょうか。

蟹座の人々が求めているものに、「安心」「親しみ」「守られているという感覚」があります。未知のものやコミュニティの外部にあるものに対しては、強い警戒心を抱いています。なじみ深いもの、あたたかな感情で結ばれた対象を必要とし、「知らないもの」には距離を取ります。ゆえに、蟹座の人々にとっての「苦しみ」はおそらく、見知らぬもののなかに立たされることや、予測のつかない状況、慣れない環境に置かれること、リスクを負うこと、などであろうと思います。共感的でない環境で長く耐えることは、蟹座の人の心を深く傷つけ、塞がらない穴を空けてしまうこともあります。

ですが、2022年の蟹座から見て、魚座海王星・木星の語る「救い」は、まさに「未知の世界」にあるのです。「冒険」すなわち「危険を冒すこと」が2022年のテーマですが、それが蟹座の人々の「救い」になるとは、いったいどういうことなのでしょうか。

知らないものを知らないままにしておくことは、蟹座の人々にとっては「不安が継続する」ことを意味します。おそらく、見知らぬものやわからないものに恐る恐る近づき、苦痛を乗り越えてそれらを「知る」プロセスにこそ、蟹座の人にとっての救いがある、ということなのかもしれません。外の世界を恐れて甲羅の中に閉じこもっているとき、蟹座の人々は安心しているようでいて、実は外界の脅威に怯え続けているのです。勇気を出して固く閉ざした甲羅の蝶番をゆるめ、外界に自らむきだしで出て行ったとき、そこに「わからないものも、わかるようになる可能性がある」という救いを見いだせるのです。外界への恐怖はその瞬間、吹き飛ばされて消えています。

最も怖ろしいものに向かっていくことこそが、最も大きな救いとなる。皮肉なようですが、蟹座の2022年はおそらく、そういうしくみになっています。遠ざけようとし、背を向けようとし、半ば諦めていたものたちに対し、勇を鼓して正面から挑みかかる時、もしかすると長い間抱え続けた苦悩から、あなたは救われることになるのかもしれません。