石井ゆかりの今年の星占い

山羊座の2009年|石井ゆかりの12星座占い

石井ゆかりが2009年の山羊座の運勢を読み解きます。1年間のテーマや時期についてなどたっぷりの内容でお届け。2009年のお守りとして、ぜひ参考にしてください。

2009.1.1

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山羊座
Capricorn

総論

かぐや姫が「欲しい」と言ったのは
火鼠のかわごろもや燕の子安貝など、
誰も見たことのない宝物でした。
求婚者たちは彼女にそれを持っていきますが、
彼女はそれらが全て偽物であることを見抜きます。

彼女が欲しかったのは宝物「そのもの」だったのでしょうか。
彼女はおそらく、言い寄ってくる公達たちが
それを手に入れられないということを知っていて、
あえてオーダーしたものと思われます。
彼女と公達がこれらの宝物の授受を巡って交わしたコミュニケーションは、「結婚してください」「できません」
というものだったのです。
公達たちは、彼女と結婚する資格がない、ということを
この「偽物」を媒介に、ありありと知らされたわけです。

2009年、山羊座は何らかの形で
そんな、ものを介したコミュニケーションを行います。
これは、非常に広い意味でのコミュニケ?ションです。
たとえば、性交もその一つです。
自分の体という物質を介して、
相手とのやりとりが行われます。
そこにひとつの関係ができあがります。
「関係」は目に見えませんが、
人はそれを目で見たり、手で触ったりしたいと願います。
ですから約束の際には「一筆書く」ことを要求したり、
昆布やするめなど、ナゾのものどもを結納としておさめたりします。
昆布なんか、よく考えたら、ただの昆布です。
それをふだん、ぺろんと誰かに渡しても、
何の意味も持ちません。(いえ、かえって意味ありげですね・・・)
もとい、それが、結納という場では、
神聖とでも言いたいような存在感でそこにおわしましますわけです。

2009年の山羊座が手に入れる「もの」は、
何らかの関係や約束、夢や理想と繋がっています。
あなたは、夢そのものを手に入れるのかもしれません。
実力や特技、なんらかの資格を手に入れるのかもしれません。愛を手に入れるのかもしれませんし、
なんらかの約束を手にするのかもしれません。
これらは通常、目に見えないし、手でも触れません。
でも、2009年のあなたはおそらく
それを必死で、形にしようとするようです。
世の中には、お金で買えるものと、お金で買えないものとがあります。
2009年の山羊座にとって、この2つは芋づる式に繋がっていて不可分です。
どっちかがどっちかにくっついていて離れないのです。
2008年に、あなたは心に燃え立つものを受け取っています。
それは、深く濃い、簡単には消えないような「望み」です。
あなたは何かを欲しています。
簡単に諦めたりできないような、
人間が根源的に持っているようなその炎は、
あなたにとってはとても新しい力です。
この先10年以上、あなたはこの力を用いていくことになります。
「力」にもいろいろな種類がありますが
何より強いのは「欲する力」です。
あなたは、2009年からそれを自分のものとして
たしかに行使していくことになります。
望みの炎は、無制御の状態では、
その本人を焼くこともあります。
ですが、正しい手で使われれば
それはその人を守り、その人の大切な人に
新しい力を注ぎ込むことができるのです。

2009年の「入手」イベントは、
この「欲する力」と繋がっているように思います。
今まで感じたことのない望みを感じ、
それを自覚した上で、それに従って行動するとき、
あなたは今までに手に入れたことのないものを
手に入れるのではないかと思います。

時期について

時期的なことを少し申しますと、
1月はまず、2008年にやったことを
もう一度トレースするような出来事があるかもしれません。
少し遅れたレスポンスが返されるような出来事もあるでしょう。
2月は、コミュニケーションの上で、
とても重要なことがありそうです。
誰かが何かを宣言したり、
あなた自身が誰かに何かを明言したりするかもしれません。
人と会う機会も多くなりますが、
それらの中にとても貴重な出会いがありそうです。
3月から4月は家の中がちょっとごちゃごちゃするかもしれませんが、
家族や身近な人との愛情を再確認できるようなときです。
夏は、冒頭から述べたような「入手」イベントが
立て続けに起こる気配です。
それをターニングポイントとして9月、
さらになんらかの展開が起こりそうです。
2月と9月の「進展」は、2008年の秋に起こったことと
しっかりリンクしています。
9月が「完結編」です。
10月後半は、あなたの社会的地位に強いインパクトが生じます。
新しい仕事に抜擢されたり、昇進したりと
何らかの形でステージが一つ、上にあがるでしょう。
11月以降、あなたは誰かから何かを
受け継ぐことになるようです。
この「受け継ぐ」イベントは、
2010年の夏までをかけて続いていきます。

愛について

愛情関係については、
とてもあたたかい年になると思います。
居場所を温めるような穏やかな愛を、
ちゃんと手に入れることができる年です。
あなたはもともと、とても心の温かい人なのですが
それがなかなか、人に伝わらないことも多いようです。
現実主義的な言動や、主体的な行動様式が、
「強い人」「厳しい人」というふうに感じられて、
やさしさとやわらかさを同じ物だと思っている人には
あなたが優しくは見えないのかもしれません。
でも、あなたはとても優しい人です。
優しさが大きいからこそ、
厳しく守り、現実の中で愛を生きのびさせようとするわけです。
2009年はそんな優しさが、
ちゃんと「うつわ」を手に入れるようです。
あなたの柔らかな思い、暖かな情愛を受け止める容器が
ちゃんと用意されている感じがするのです。
年の前半はそんな、
ひだまりのようにぽかぽかあったかい愛の時期です。
そして後半、11月以降は、
激しい情熱の時期が訪れるかもしれません。

おわりに

かぐや姫は、恋する帝をおいて、
遠く月の世界に帰って行きます。
去り際、彼女は帝に、
不老不死の薬と天の羽衣を贈りました。
ですが、帝は薬を燃やしてしまいました。
なぜなら、
彼女がいない世界で永遠の命など、欲しくなかったからです。
一方、天の羽衣は、
「それを着ると、人間の心を失ってしまう」
ものだったそうです。

なんとなく私は想像するのですが、
この2つを帝がその場で用いていたら
どうなっていたのでしょう。
もしかしたら、彼女と一緒に、月の人になって
月の世界で幸せに暮らせたのかもしれません。
帝には、おさめるべき国がありました。
さらに、彼にとっては「人の心」は、
大切なものだったのでしょう。
でも。
選択肢には「月に行く」ことも、あったのかもしれません。
2009年の山羊座は、こんな切ないお話ではなく
もっとしっかりしたハッピーエンドを経験できると思います。
たぶん、帝に出なかった勇気が
そこで、出るからなのかもしれません。
要するに、一番大切なものは何か、ということです。
愛するかぐや姫は月の人で、「人の心」は持っていませんでした。
帝はそれを愛しいと思えたわけです。
ならば愛する人と同じ「心」を持ったって、いいはずです。
「帝は臣下に帝位を禅譲し、月にいって幸せになりました」
という展開が、2009年の山羊座「っぽい」ような気がします。
そのことは、ふわふわした非現実的なことではなく
むしろ、最も現実的な選択なのです。
いなくなった彼女を思ってひとりでセンチメンタルにめそめそしているより、
月の世界に乗り込んで彼女を得るほうがずっと現実的です。
そしておそらく、そのための道具を
彼のように、ちゃんと手に入れることができるのだと思います。

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